Centralが世界2位の快挙 The World’s 50 Best Restaurants 2022

英国ロンドンのビリングスゲートで18日夜、今年で20回目となる世界のトップレストランランキング「The World’s 50 Best Restaurants(世界のベストレストラン50)2022」の授賞式が行われた。

世界各国から集結した顔ぶれの中にはもちろん、ランキング入りを確実視されていたペルー・ガストロノミー界の著名シェフ陣、Virgilio Martínez(ヴィルヒリオ・マルティネス)、Pía León(ピア・レオン)、Mitsuharu Tsumura(ミツハル・ツムラ)、Jaime Pesaque(ハイメ・ペサケ)たちの姿があった。

Central(セントラル)はランクアップ

ペルー勢の今年度最上位は、世界ランキング2位に輝いたCentral(セントラル)。ヴィルヒリオ・マルティネスとピア・レオンの両シェフが率いるこのレストランは、昨年の同ランキング4位から順位を上げた。

セントラルは2013年、同ランキングの50位に初登場して以来、2014年には15位2015年には4位まで上昇した後、2017年(5位)、2018年(6位)、2019年(6位)にはわずかに後退しつつもTOP10の中位をキープ。パンデミックの影響で2020年のセレモニーは中止されたものの、翌年の2021年には再び4位に返り咲いていた。

Maido(まいど)も上位で健闘

一方の雄、ツムラ・ミツハルのMaido(まいど)は昨年の7位から惜しくも後退し11位に。Micha(みっちゃん)の愛称で親しまれている同シェフのレストランは2015年に44位で初ランク入りを果たし、2016年には13位に躍進。2017年(8位)以降は2018年7位、2019年10位、2021年7位と昨年までTOP10内で推移していた。来年度の圏内復帰が期待される。

初ランクインのMayta(マイタ)

今回初めてベスト50にランクインしたレストランのひとつがMayta(マイタ)だ。「アイマラ語で“崇高な大地”を意味するマイタは、私がペルーのガストロノミーと国土のことを今風に表現したものです」と、今回32位に初登場した同店のシェフ、ハイメ・パサケは説明する。以上のペルー勢3店を含め、南米からは今回次の8店が入賞した。

  • 2位 Central(リマ・ペルー)
  • 7位 A Casa Do Porco(サンパウロ・ブラジル)
  • 11位 Maido(リマ・ペルー)
  • 14位 Don Julio(ブエノスアイレス・アルゼンチン)
  • 32位 Mayta(リマ・ペルー)
  • 43位 Boragó(サンティアゴ・チリ)
  • 47位 Oteque(リオデジャネイロ・ブラジル)
  • 48位 Leo(ボゴタ・コロンビア)

ワールドランキング第1位はGeranium

2022年度の世界ベストレストラン50では、デンマーク・コペンハーゲンのビーガン・レストラン、Geranium(セラニウム)が昨年度の王者で同じくコペンハーゲンのNoma(ノーマ)に代わり世界1位の座に。

ゼラニウムの厨房を預かるRasmus Kofoedシェフは「料理は私たちと世界中の様々な人々をつないでいます。今この場所に立っていること、そしてコペンハーゲンの素晴らしいスタッフたちとめぐり合えたことに感謝します」「他のレストランよりも優れているということではなく、お互いを称えあうための栄誉と受け止めています」と授賞式で少し緊張気味にスピーチした。

続く2位はペルーのCentral、3位と4位はスペインのDisfrutar(バルセロナ)とDiverxo(マドリード)、5位にはEnrique OlveraとJesús DurónによるメキシコシティのPujolが入賞した。

(ソース: Gestión 19/07/22)

The World’s 50 Best Restaurants 2022 日本勢の結果

  • 20位 Den(傳)東京都渋谷区神宮前2-3-18 建築家会館JIA館
  • 30位 Florilège(フロリレージュ)東京都渋谷区神宮前2-5-4 SEIZAN外苑B1…
  • 41位 La Cime(ラシーム)大阪市中央区瓦町 3-2-15 瓦町ウサミビル1F
  • 45位 Narisawa(ナリサワ)東京都港区南青山2-6-15