Toshiro El legado/紀郎 その遺産 無事終了

昨夜行われた「Toshiro El legado/紀郎 その遺産」(前回「Toshi」と表記しましたが、本番では「Toshiro」に変更されました)。その成功を祝うとともに、関係者たちのボランティア精神とその忍耐に心からの称賛を贈りたい。

今回の話はもうずいぶん前から耳にしていたが、正直なところ、その実現には少々懐疑的だった。「やる」となったら日本側は着々と準備を進めるだろう、でも受け入れるのはペルーだ。区役所主宰のイベントでさえ当日にドタキャンする国で、一故人のためにこれだけ大きな仕掛けが果たしてできるのだろうか。突然ペルー側が前言撤回したりして、日本側がパニックにならないだろうか。

そんな考えは全くの杞憂だった。

日本側シェフたちの海外経験がどれほど豊富なのかを理解しきれていなかったことを、今更ながら恥ずかしく思う。食材が届かないなんて問題のうちにすら入らない。調理技術はいうに及ばず、その判断力と適応力の高さに、このほにゃほにゃ国をこよなく愛する凡人の私は圧倒されるばかりだった。

ペルー側もよく頑張ったと思う。日本と比較はすまい。あの“ペルー”がよくここまで!と言いたい気持ちのほうがずっと強いから。何よりトシローさんが「こいつは俺の息子だ」と誰よりもかわいがった、Malabarのペドロ・ミゲルの涙は本物だ。トシローさん生前時に一緒に話を聞きたかったなぁ(今回繋がりができたので勝手にアプローチします)。

トップ写真は昨夜のお土産。トシローさんのこれまでを紹介するパンフと、妻通子さん・娘タエヤさんからのお礼のメッセージ、それにちなんだ小さな植木鉢。イベントスポンサーのTOYOTAから素敵な箸一膳、そしてNOBUのロゴ入り特製カップ!これはイベントでサーブされた5種類の「カップ寿司 NOBUスタイル」で使われたもの。ノブさんが今回のためだけに日本で1200個作って空輸した(割り箸もNOBU印)。お話を伺った時に「ひぇ~」としか声が出なかったおバカな私。世界のノブはやることが桁違いだ。

日本側シェフは航空券から宿泊代、日本からの食材などすべてご自身で負担された。何という懐の大きさ!ありがとうございます!もちろんペルー側も同様だ。イベントの公益金はパチャクテク財団の料理学校に寄付されるとのこと。ぜひ有効に使っていただきたい。

これだけの人々を一堂に集結させた稀代の呑み助、トシローさん。天国でも飲んで歌ってるんでしょうねぇ。素晴らしい体験をありがとう。いやー、濃い夜でした。

あわせてお読みください