屋外のマスク着用明日から任意に リマ市など5地域

ペルーでは明日5月1日以降、国内5地域において屋外(※後述)でのマスク着用が任意で選択できるようになる。任意制の適用には、地域単位で60歳以上の80%がCOVID-19ワクチンの3回接種を、12歳以上の80%が2回接種をそれぞれ完了していることが条件となる。

保健省(Minsa)によると、屋外でマスクの着脱を選択できる地域およびそれぞれの接種率は、リマ市43区(60歳以上3回接種済83.5%、12歳以上2回接種済92.5%)、カリャオ特別市(84.9%/93.4%)、リマ州郡部(83.0%/93.2%)、イカ州(84.9%/95.7%)、アンカシュ州(80.7%/92.1%)。

マスクを外せる場所とは?

前述の地域においてマスクの着脱を選択できると政府が定めている場所は、ビーチ、公園、野外スポーツ施設やそれらに準じる場所、および自然保護区域、植物園、史跡、考古学遺跡、野外博物館、動物園、野外の温泉、会員制スポーツクラブなどの屋外エリア、レストランおよび同関連施設の屋外エリア、企業などの屋外イベント、巡回マーケット、屋外での舞台芸術活動や文化教育活動など。

ワクチン接種証明書は引き続き必要に

一方、屋内など閉鎖された空間への立ち入り時には、引き続きCOVID-19ワクチン3回接種済の旨を示す文書・デジタルいずれかの証明書(公的な身分証明書との照合が可能なもの)の提示が必要となる。

保健省はまた、地方政府管轄下で人が集まるエリアの経済活動については、不十分な換気や密集のリスク軽減にあたり、次のガイドラインを踏まえた上で各地方政府が規制すると定めている。

  • 屋内では十分な換気を確立すること。
  • 物理的に空間を区切り、入口と出口を個別に管理すること。
  • 混雑が予想される時間帯を定め、監督にあたること。
  • 物理的または身体的な距離を確保するため、屋外の公共スペース利用に便宜を図ること。

保健省はさらに、管轄の組織と連携の上、疫学的な調査によりCOVID-19感染者の地域的な変化を特定し、速やかに対策を講じると強調した。

(ソース: Andina 30/04/22)

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