国内南部にラニーニャ兆候 農相が警戒

モンテネグロ農業灌漑相は、ペルー南部のタクナやアレキパ、クスコなどの地域において、ラニーニャ現象の兆候が見られるとラジオ番組内で発言した。

「国家水路・気象庁管轄の案件なので意見を述べるのは憚られるのですが、気象データはエルニーニョではなくラニーニャ出現の兆候を示しているようです。ラニーニャ現象が発生しつつあります」

「エルニーニョ現象は国内北部に激しい雨をもたらしますが、(今夏は)北部ではなくアヤクチョやタクナ、クスコ、アレキパを始めとする南部地域に影響が及んでいるようです」とRPPラジオのインタビューで同相は指摘した。

また、南部地域におけるジャガイモなど主要作物への被害を懸念する一方で、防災予算措置を含め、ラニーニャ発生に備えた地方自治体との協力体制はすでにできていると説明した。

国立エルニーニョ現象研究所(ENFEN)マルチセクター委員会の観測による2月13日時点の公式見解は「エルニーニョ現象は非活動的」であり、北部海岸地域でこの先1~2か月の間にエルニーニョ現象が発生する兆候はないとされている。

(ソース: Gestión 16/02/30)