客への差別行為 罰金最高額は6300万円

バランコ区にある海沿いのレストラン「La Panka Bordemar」で15日に起きたとされる差別行為への制裁金額は、最高で193万5000ソレス(約6300万円)に上る見込み。

ペルー市民のホセ・カリオン・カブレラ氏が自身のFacebookを通じ告発した差別行為に関し、国家競争・知的所有権保護庁(INDECOPI)は、告発の対象となった同店のホルヘ・メンドーサ支配人に対し事実に関する捜査を開始したと伝えた。

責任の所在が認められた場合の措置については、戒告に止まるかもしくは上限450UIT(193万5000ソレス)の罰金が科せられると同庁は説明。

さらに「消費者は、すべての商取引で公正かつ公平な扱いを受けると共に、いかなる理由においても差別されることのない権利を有しています。また、施設の安全または他の顧客の平穏に関する事案、もしくはそれら同様の理由が介在せずに人を排除することは禁じられています」と公式声明を通じ指摘した。

一方、La Panka(本社)は16日、コスタ・ベルデに位置する当該フランチャイズ店の処分を決定。同店舗を閉鎖しメンドーサ支配人への法的手続きを開始すると発表した。

(ソース: Gestión 17/02/20)

※先週15日、ホセ・カリオン・カブレラ氏が車椅子の母親(86)と視覚障害を持つ娘を伴いバランコ区のレストラン「La Panka Bordemar」を訪れた際、車椅子用のスロープを塞ぐ形で駐車禁止スペースにSUV (BMW) が停まっていた。スロープが使えず同氏は車椅子を担ぎ入店、駐車場係にクレームしたところ車は支配人のものと判明。同氏の訴えによると、姿を現した支配人と口論になった後、同氏とその家族を店から出すよう支配人が従業員に促し、最終的に退店せざるを得なかったという。