ペルーにこんまり旋風・・・なるか?

ここ数日ペルーのお茶の間を沸かせている、片付けコンサルタントの近藤麻理恵(こんまり)さん。2015年のTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」の1人に選ばれた日本人女性だ。

ほんの少し前まで、ペルーの誰1人として彼女のことを知らなかったはずなのに、今やSJLの水道管破裂問題かこんまりか、というくらいの露出ぶり。“La gurú del orden y la limpieza(掃除と整頓の師)”というたいそうな肩書と、ラテンでは珍しいぱっつんカットの前髪が当地の有力紙をにぎわせている。どっから来た話題なんだと思ったら、この1月からNetflixで彼女の新番組が公開されたかららしい。ペルーのマスコミってほーんと安易なところからネタを拾ってくるんだから・・・(苦笑)

私見ながら、ペルー人の反応は単純な驚きと軽い拒否感の入り混じったものが多いように思う。SNSで「国会やメルカドを掃除してくれww」と茶化しちゃう人が多いのも、自分の価値観と違いすぎて消化しきれないからだろう。まだ物を持っていることが幸せと感じる人が多いこの国で、“ときめき”を基準に物を選ぶのは難しい。整理整頓のちょっとしたコツでも学べれば上出来だ。

と思いながらこんまりさんについていろいろ検索していたら、『世界でこれだけ片づけのニーズが高まっている背景には、「物は多く持っていれば持っているほど幸せである」という前時代的な考え方が限界に達したというのがあるんでしょうね。先進国では特にそうです』というコメントをみつけた。ちょっと残念。確かに先進国では前時代的かもしれないけれど、新興国や途上国ではまさに今。もしくは目標なのですよ、こんまりさん。

彼女についてはスペイン語情報がすでにたくさんあるので、これからペルーにもこんまりメソッドが広がるかもしれない。先進国の価値観がすべてとは思わないが、掃除や片付けをメイドに任せっきりの人たちが自分自身の生活を見直す機会になればいいことだ。どうか一過性のテーマで終わりませんように。でもって今年は私も断捨離しよーっと。

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