今週末はチチャロンの日 売上1000トン見込む

6月第3土曜日は「チチャロン(ペルー産豚肉のから揚げ)の日」。国産豚肉の需要と消費を喚起するため、ペルーでは毎年この日に養豚農家による数々のキャンペーンが開催され、今年は20%の売上増が見込まれている。

ペルー養豚業協会(Asoporci)のアナ・マリア・トレージャス会長は、全国の売上の半数を占めるリマでは今年、チチャロンの日(17日)だけでなく、父の日(18日)もあわせ500トンの需要が見込めると述べた。

また、商店やスーパーマーケットで行われる様々なプロモーションのおかげで、地方部でもさらに500トンの需要が予想されるという。

「今回は売れ行きを楽観視しています。原材料価格や物流コストの高騰に加え、社会争議などの要因で当セクターにとって厳しい1年でしたが、今週末は良いキャンペーンになると期待されています」

養豚業協会では先月、ボリビア産の密輸肉流入による全国養豚業者の損失が週当たり42万ソレス(約1653万円)に達していると報告。これを受け、国家農業検疫庁(Senasa)と国家税務監督庁(SUNAT)がワーキンググループを立ち上げ対応にあたっている。

(ソース: Gestión 16/05/23)