リマ歴史地区での集団争議行為 市条例で封じ込めへ

世界遺産・リマ歴史地区が暴動や破壊行為のターゲットになることはもうなさそうだ。リマ市議会は、10.32平方キロメートルにおよぶリマ歴史地区を不可侵エリアとし、公共の治安と衛生を危険にさらす民衆の集結を禁止する条例を賛成多数で可決した。この条令は今月12日から施行される。

同条例では、その豊かな歴史や建築物から国家文化遺産およびユネスコの世界文化遺産に登録されているリマ歴史地区の重要性を指摘。リマ市自治体のラファエル・ロペス・アリアガ市長は、同市が世界的な観光地になるための第一歩と強調している。

同条例ではまた、市が管轄する様々な機関に対し、世界遺産エリアの保全に加え、国家警察や文化省と緊密に連携するよう義務付けている。

さらに、公共財産やインフラ、建物等の明らかな損傷を含め、同条例施行下の違反行為に対しては、リマ市の検察庁がその権限に基づき法的措置を講じるとしている。

(ソース: Perú 21 11/02/23)