料理通信 JOURNAL リマで“アジアン・ペルビアン”に熱い視線

11月14日(月)Web料理通信・JOURNALに ニッケイ料理に次ぐブームになるか。リマで“アジアン・ペルビアン”に熱い視線 が掲載されました。

リマで料理の基本を学んだ後、欧米で経験を積んでから戻ってくるペルー人シェフは、そう珍しくありません。しかし今回ご紹介するBaan Perú(バーン・ペルー)のフランチェスカ・フェレイロス氏ほど、華やかな経歴を持つ人も珍しいのではないでしょうか。

コルドン・ブルーを卒業後、リマの人気店Calaで料理人としてのスタートを切ったフランチェスカ氏は、若干21歳で渡米。マイアミ「ギー・インディアン・キッチン」のニーブン・パテル、スペイン「エル・セラール・デ・カン・ロカ」のロカ3兄弟、アジアベストレストランのトップに輝く「ガガン」のガガン・アナンドらの下で経験を積みました。

とあるインタビューで彼女は「スペインにいた時、ガガンの存在を知ったの。彼のもとで働きたかったから直接連絡して、そして行ったわ。ヨーロッパからアジアへ行くなんて家族は驚いたけれど、私はただ行きたかったのよ」と話していたのですが、その気負いのなさと行動力がチャンスをつかむ秘訣なんだと思いました。だからこそ世界の大御所たちに可愛がられたんでしょうね。

ペルー・アマゾンの食材を使った東南アジア料理や、ペルー料理とのフュージョン料理を提供するBaan Perú。ニッケイ料理がペルー料理の一ジャンルとして定着したように、アジアン・ペルビアンも味にうるさいフーディーズたちを納得させ、虜にできるかどうか。若きシェフの挑戦は今、始まったばかりです。