コロナ第4波 中壮年と青年層が家庭内感染の火種に

ペルー保健省は17日、国立感染症センター(CDC)の最新データを基に、国内のCOVID-19第4波では家庭内における感染拡大ケースの増加が見られると報告した。

家庭の内外におけるCOVID-19感染状況を調査した結果、職場やパーティー、集会などで感染した患者が、家庭内でも感染を誘発していることが分かった。また、家庭内感染の発端となる患者は中壮年層と青年層に多く、本人の発症から3日後には他の家族にも症状が現れているという。

さらに、中壮年層からの感染が子供から高齢者までの全年齢層に及んでいる一方で、青年層が端緒となる場合は他の青年層や中壮年層への感染が主流としている。

このような観点から保健省は、閉鎖された空間や換気の悪い場所を始め、職場やパーティー、集会で家族以外の者と対面する際にはマスクを着用するなど、家庭内における感染拡大を食い止めるための予防措置を徹底するよう市民に呼び掛けると共に、感染後重症化しやすいとされる高齢者や基礎疾患のある者を中心に、決められた回数のワクチン接種を完了するよう勧告している。

(ソース: Andina 17/07/22)