ペルー人の4割「旅行は2023年以降」

新型コロナ第二波の到来で首都再ロックダウンを伴う新たな防疫措置が適用される中、ペルー人の40%はこの先2年以上旅行を控えると考えていることが、マーケティング企業Activaの調査で判明した。

この調査は先月21日から26日にかけ行われたもの。年齢層別では41~50歳(57%)、社会経済階層別ではD/E層で同意見が目立った(下表参照)。

旅行するならいつごろですか?(現況を踏まえて)

項目種別3か月以内半年以内1年以内2年以内2年以上先
全体4%13%26%16%40%
社会経済階層別
A/B層7%15%36%20%23%
C層3%9%29%16%42%
D/E層4%16%18%14%48%
年齢層別
18~30歳9%10%30%18%33%
31~40歳0%8%36%16%40%
41~50歳3%11%12%18%57%
51歳以上0%27%20%11%41%
(fuente: Activa)

旅行時期を2年以内とする回答は全体で16%、地域別ではリマ州が14%、その他の州は17%であった。また、41~50歳(70%)と51歳以上(76%)を中心に、全体の61%がパンデミックの収束まで航空機による旅行はしないと答えている。

今回政府は航空機での移動を認めていますが、利用しますか?

項目種別もう乗った航空券購入済まだ決めていない収束まで利用しない
全体2%4%33%61%
社会経済階層別
A/B層4%4%40%53%
C層3%3%32%62%
D/E層0%4%30%66%
年齢層別
18~30歳2%7%40%52%
31~40歳2%1%37%60%
41~50歳5%2%23%70%
51歳以上0%8%21%76%
(fuente: Activa)

航空機を利用しない理由は新型コロナへの感染リスクだけでなく、コロナ禍による家計消費順位の変化(食料品や衛生用品を優先)も関係と分析。全体の33%およびA/B層の53%は国外旅行を当面見合わせると回答した。

優先する家計消費(複数回答)は食料費(92%)が首位、次いで水光熱費などの基盤サービス費用(67%)、保健衛生費(54%)、住居賃貸費(17%)など。一方、修繕費(57%)や娯楽・レクリエーション費用(42%)、起業やビジネスへの投資(37%)、教育・訓練費(32%)などは先送りの対象に。

あなたの経済的状況は?

項目種別最高/良好普通悪い/最悪
全体5%46%49%
社会経済階層別
A/B層8%59%33%
C層5%47%49%
D/E層3%38%59%
年齢層別
18~30歳9%45%47%
31~40歳3%38%59%
41~50歳1%47%53%
51歳以上2%62%36%
(fuente: Activa)

(ソース: Gestión 23/02/21)

ペルーパンデミック345日目

ペルー保健省発表2月21日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 1286757人(前日比+3448)
  • 死者数累計 45263人(+166)
  • 既検査数累計 7281747件(+22460)
  • 陽性率 17.67%↓
  • 死亡率 3.518%↑
  • 入院患者数 14639人(-123)
  • 上記の内ICU患者数 2083人(+3)
  • 回復患者数 1188995人(+5757)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 2月21日 3448人(166)
  • 2月20日 7410人(220)
  • 2月19日 6376人(187)
  • 2月18日 7719人(201)
  • 2月17日 9667人(181) 
  • 2月16日 7408人(252)
  • 2月15日 6228人(176)
  • 直近7日間平均 6893.7人↑(197.6↓)
  • 直近7日間の陽性率 14.58%↑ ※累計比
  • 直近7日間の感染者数合計 48256人↑(前日比245↑)
  • 直近7日間の死者数合計 1383人↓(前日比-11↓)

(ソース: MINSA 2月22日)