マチュピチュ遺跡 11月1日から観光再開の見通し

クスコ州のベナベンテ州知事は14日、世界遺産マチュピチュ遺跡への外国人観光客受け入れにつき、11月1日から徐々に再開する予定と伝えた。

当初7月と見込まれていたマチュピチュ遺跡の観光再開は、コロナ禍により数か月にわたり延期されていた。マチュピチュ遺跡が先日、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)によるCOVID-19国際防疫プロトコル(Safety Travels)の適用を受けたことで、来月に向け今月17日からクスコの住民に限定し試験的に観光が再開されることになったとしている。

「(17日からは)防疫プロトコルの見直しと改善のための試行再開期間となります。この間は入場無料で、新型コロナウイルスと最前線で戦う医療関係者や専門家などが優先されます。11月1日からは内外の観光客に向け正式に門戸を開く予定です」とベナベンテ知事は説明した。

今月中の遺跡来訪者数は1日当り200~300人と見込んでいる。11月1日以降は1日675人を上限に国外からの観光客も徐々に受け入れていく予定。

マチュピチュ村の対応

マチュピチュ村のダルウィン・バカ村長は、遺跡への移動についてはコンセッション企業CONSETTURのバス(16人乗り)が担うと前置きし、「遺跡観光はガイド同伴で1グループ最大8人となります。観光客の密集を避け遺跡内をスムーズに回れるよう、遺跡内には信号システムが設置されています」とラジオ番組で話した。

村長はまた、新型コロナウイルス感染症への対策jとして、救急車を備えた村の医療施設とまもなく協定が結ばれる見通しであり、当該救急車を台車でクスコまで輸送するためペルーレイル社を交え調整中と述べた。

「クスコ州通商観光局(Dircetur)ならびに通商観光省(Mincetur)と連携して取り組んでいます。マチュピチュ村のホテルや各商業施設とも調整が済んでいます。防疫プロトコルの遵守に向けた警戒プランも出しました」と村長は注釈した。

(ソース: Gestión 15/10/20)

ペルーパンデミック214日目

ペルー保健省発表10月13日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 856951人(前日比+2977)
  • 死者数累計 33512人(+93)
  • 既検査数累計 4135223件(+23272)
  • 陽性率 20.72%↓
  • 死亡率 3.911%↓
  • 1日の検査数 23272人(+3887)
  • 1日の感染者数 1219人(+276)※当該日以前の感染者1758人を除く
  • 入院患者数 6237人(-37)
  • 上記の内ICU患者数 1163人(-10)
  • 回復患者数 759597人(+5638)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 10月13日 2977人(93)
  • 10月12日 2803人(62)
  • 10月11日 1800人(52)
  • 10月10日 3283人(82)
  • 10月9日 2733人(65) 
  • 10月8日 4741人(60)
  • 10月7日 2952人(89)
  • 直近7日間平均 3041.3人↑(71.9↓)
  • 直近7日間の陽性率 14.47%↓ ※累計比

(ソース: MINSA 10月14日)