ペルーの夜間外出禁止令適用時間帯31日から拡大

ペルーのビスカラ大統領は30日昼の記者会見で、現在発令中の国家緊急事態宣言下における夜間外出禁止令の開始時間を北部の5州で4時間、その他の地域では2時間繰り上げる内容を含む大統領令が国会で承認されたと発表した。

これにより明日31日以降、夜間外出禁止令の適用時間帯は、トゥンベス、ピウラ、ラ・リベルタ、ランバイエケ、ロレト各州で16:00~翌朝05:00、国内の他の地域では18:00~翌朝05:00にそれぞれ拡大される。

拡大の背景に関し大統領は、緊急事態宣言の発令以降、全国で累計3万3000人に上る外出制限および夜間外出禁止令の違反者数に言及。これらの数は増加の一途をたどり、特に北部5州では違反者とCOVID-19ウイルス感染者双方の数に上昇の傾向が見られるとしている。 

尚、違反者リストの作成および処罰の評定については公共省が権限を有すとし、4月4日以降は国軍に予備役軍人を招集の上市中の警戒にあたると説明した。

(ソース: Andina 30/03/20)

ペルー全土封鎖 外出制限15日目

保健省は30日、COVID-19ウイルス感染により新たに6人が死亡したと発表。うち1人目は肥満、糖尿病の併存疾患、結核の既往症がある63歳の男性で、COVID-19ウイルス感染および肺炎によりロレト州の地方病院に入院、回復せず3月30日午前5時50分に死亡。

2人目は肺炎の既往症がある58歳の女性で、COVID-19ウイルス感染および肺炎によりカリャオ特別州の国立アルベルト・サボガル・ソログレン病院に入院、回復せず3月29日午前8時30分に死亡。

3人目は肥満の既往症がある56歳の男性で、COVID-19ウイルス感染によりロレト州の地方病院に入院し治療に人工呼吸器を使用、回復せず3月30日午前4時55分に死亡。

4人目は糖尿病の併存疾患と代謝不全の既往症がある81歳の女性で、COVID-19ウイルス感染および肺炎、敗血症性ショックでリマの国立ドス・デ・マヨ病院に入院、回復せず3月26日に死亡。

5人目は高血圧と慢性的栄養失調の既往症がある76歳の女性で、COVID-19ウイルス感染および肺炎により3月26日にリマ市のビジャエルサルバドル救急病院に入院、回復せず3月29日午前11時50分に死亡。

6人目は既往症のある76歳の女性で、COVID-19ウイルス感染および肺炎により3月26日にルイス・ニカシオ・サエンス警察病院に入院、回復せず3月29日午前4時48分に死亡した。

保健省発表による3月30日0:00現在の国内感染者数は950人(前日+98人)、死者合計は24人(+6)。内訳はリマ718人(+79)、カリャオ24人(-5)、アンカシュ11人(+5)、アレキパ21人(+6)、クスコ25人(+8)、ワヌコ4人(±0)、イカ5人(±0)、ラ・リベルタ15人(+2)、ランバイエケ22人(±0)、ピウラ21人(±0)、ロレト53人(+1)、マードレデディオス1人(±0)、フニン13人(±0)、サンマルティン5人(+2)、トゥンベス8人(±0)、カハマルカ1人(±0)、パスコ1人(±0)、アヤクチョ1人(±0)、タクナ1人(±0)。既検査数は13452件(+783)、陽性判定率は7.06%、死亡率は2.53%。238人が入院中(うち49人はICU)、うち37人が人工呼吸器を使用、53人が回復へ。

(ソース: MINSA 30/03/20)

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