待望のナスカ展望タワー ついに完成

2月4日(火)ペルー・イカ州ナスカで「Torre Mirador de Nasca(ナスカ展望タワー)」のオープニングイベントが行われた。この新しい観測塔は日本から寄せられた1000万円以上もの寄付によって2018年12月に完成したものの、ペルー国内の事情や最終調整に時間がかかったことから、今回のお披露目となった。

パンアメリカンハイウェイ424㎞地点、ハイウェイを挟んで旧展望台の向かい側に設置された新しいタワーの高さは20m。近代的な構造により安全性を確保、旧展望台では10人が限界だった収容人数が最大25人になるという。タワーの屋根には山形大学ナスカ研究所の気象観測機を設置、地上絵の研究・保全に役立てられる。

セレモニーにはソニア・ギジェン文化相やエドガー・バスケス通商観光相を始め、土屋 定之駐ペルー特命全権大使、ペルー日系人協会代表アベル・フクモト氏、パシフィコ貯蓄信用協同組合アルマンド・オウチダ氏、元在日ペルー大使ファン・カルロス・カプニャイ氏、 堺 雅人山形大学教授、そしてこのプロジェクトの発起人である株式会社ミラドール代表、田島 陽志氏が参加。報道陣も多数集まり、新名所へのペルー側の並々ならぬ期待を伺わせた。

※写真提供:(株)MIRADOR