アマゾンの古代魚ピラルクー(パイチェ)をあなたの食卓に!

アマゾン河の主、ピラルクー。ペルーではパイチェの名で知られる古代魚で、1億年もの間その姿をほとんど変えていないと考えられる、いわゆる“生きた化石”です。

イキトスのクレアにあるアマゾン河の住人達の模型。右奥が本日の主役「ピラルクー/パイチェ」

その姿に似合わず、上品で癖のないお味が自慢のピラルクー。アマゾンエリアにある観光客向けのレストランでは、店のイチオシとしてメニューのトップを飾るほどの人気です。かつてはその乱獲が心配されたこともあるようですが、現在は養殖技術が確立され、徐々に安定供給されるようになってきました。とはいえレアな食材であることに変わりはなく、“グルメ都市” を自称するリマですらごく一部の高級レストランでしか味わえません。今回はそんなピラルクーが「自宅で気軽に食べられる!」というステキ情報をお届けしましょう。

ペルーアマゾンの街プカルパで事業を行う鈴木孝幸さん。“カムカムの鈴木さん”といえば、ご存知の方もいるかもしれませんね。カムカムをはじめ、マカやウニャデガトといったペルーが誇るさまざまな健康食品を製造輸出販売しています。我が家の健康の源であるマカとウニャデガトも、鈴木さんの商品なんですよ。先日、定期的に注文しているマカとウニャデガトをリマのオフィスに受け取りに行きました。その時スタッフが薦めてくれたのが、こちらの「冷凍ピラルクー」なんです。

真空パックにされた冷凍ピラルクー。お値段は50ソレス/kg、スーパーのサーモンよりお手頃です。

この日はちょうど「セビーチェの日」だったので、ペルーとピラルクーへ敬意を表して早速セビーチェ(トップ写真)にしてみました。これこれ、この味!あぁ美味しい!

肉厚で柔らかさと弾力のバランスが最高のピラルクーは、宮崎県名物の鳥刺しを彷彿させます。レモンで〆ても身がへたれることなく、噛むほどにそのうま味を感じます。なにより感動的なのは、まったく臭わないこと。冷凍パックを入れていたプラスチック袋はもとより、パック自体も魚臭くないんです。普通どんなに新鮮な魚を買っても、その魚を入れていたビニール袋は必ずといっていいほど生臭さが残っていますよね。それがこのピラルクーにはまったくない。ピラルクー自体が美味しいのは分かっていましたが、この無臭具合は衝撃的でした。

鈴木さんにその秘密を尋ねてみると、次のような答えが返ってきました。「一般に養殖魚は抗生物質やワクチンなど化学薬品漬けになっていますが、当社ではそうした薬品は一切与えていません。また他のピラルクー養殖業者は化学物質を含んだ配合飼料を与えるケースが多いですが、うちは養殖池に放流後は天然の魚のみを与えています。ちなみに餌はティラピアなどです」

セビーチェやフライによく使われるティラピアは、ペルー人にとって馴染みの食材。とはいえそれほど安くないのに、それが餌とはなんと贅沢な!加えて「的確な処理を短時間で施すことで、品質を維持している」さらに「念のためマイナス20度以下で24時間以上冷凍保存してあるので寄生虫の問題もなく、刺身で食べてもまったく問題ありません」とのこと。家庭でお刺身が食べられるのは嬉しい~!

パイチェ(ピラルク)
アマゾンの街タラポトの市場で売られていたピラルクー(パイチェ)の頭

ということで、すっごくオススメの冷凍ピラルクー。リマ市内の鈴木さんのオフィスで販売しています。オフィスの住所や注文については、paiche@tk●zpe.comにお問い合わせください(日本語可、●をアルファベットのエスに置き換えてください)。保冷バックを持参されるといいですよ。

我が家の初パイチェ、残りはお刺身と西京漬け、フライにする予定です。美味しい上に、抗生物質フリーで安心のピラルクー。これはリマ在住者の特権ですよ。ぜひお召し上がりください!

※7月1日追記:ワシントン条約で保護されているピラルクー、天然モノはもとより、養殖でもその稚魚の出どころが証明できないものは輸出はできません。鈴木さんのピラルクーは自社農場内の池で孵化・産卵させ、その証明書をロットごとに取得している正規の商品。ワシントン条約の規制もクリアしており、国内はもとより海外への輸出も可能だそうです。日本の飲食業界の皆様もいかがでしょうか?