リマ水源の雨不足、長引く恐れ

国家水路・気象庁(SENAMHI)は、リマ首都圏への飲料水供給を担う中央・南西山間部の今夏降水量につき、通常以下となる可能性が高いと発表した。

国家災害リスク予防教育センター(CENEPRED)もまた、雨量不足は中央沿岸部(アンカシュ州およびリマ州)で50%、中西(アンカシュ、リマ、イカ各州)山間部で38%、南西(アヤクチョ、アレキパ、モケグア、タクナ各州)山間部では58%の確率で発生と予測、注意を促している。

ペルー海洋研究所(IMARPE)元所長のルイス・イコチェアはさらに、これから2月にかけ前述の地域における雨の動向を注視したいと述べ、湿気が沿岸部に移動することで発生する降雨の可能性を示唆。

一方、ペルー北部沿岸地域ではこれ以降、3月をピークに降水量が通常を上回ると国立エルニーニョ現象研究所(ENFEN)は予想。CENEPREDは、北部沿岸のトゥンベス、ピウラ、ランバイエケ、ラ・リベルタ各州における同確立を53%と見込んでいる。

(ソース:Gestión 14/01/19)