ペルー的洗濯物の干し方

帰国してから約2週間。1度だけ寒い日があったが、それ以外はとても穏やかな天候が続いている。穏やかを越して暑すぎる日もあり、つい先日は最高気温30度を記録。昨日もとてもよい天気で、室内に干した洗濯物ですらあっという間に乾いてしまった。素晴らしい洗濯日和だ。

ふと窓の外を見下ろすと、裏の家の庭に大量の雑巾が広げられていた。赤、青、黄色の満艦飾。もちろんこれは広げているのではなく、干しているのだ。戸建全体を掃除するには、一度にこれだけの雑巾がいるんだなーと感心。それにしてもなぜあの家のメイドは、雑巾を芝の上に干すのだろう。屋上にはきちんとした物干しスペースもあるというのに?

主人が自分たちの服を干すスペースに雑巾を干すことを許さないのかもしれない。単に屋上に上がるのが面倒なのかもしれない。でもおそらく「あの家のメイドちゃんはアンデス出身だから」が正解だろう。なんせ彼らは、植木や岩の上に洗濯物を干すのが常だから。屋根の上にまで干しちゃうから。サボテンにセーターを干す光景も見たことがある。塵とか砂埃とか棘とかまったく気にしない。なぜかは理解できないけど、本当に気にしない。

その昔担当していたasahi.comの連載「世界のウチ」の原稿を思い出した。5年前の記事だけど、書いてある内容は今と同じだ。5年くらいじゃ状況は変わらんらしい。このシリーズ、好きだったなぁ。また復活しないかな。

アンデスの人をディスってるのではないよ。ところ変われば洗濯物の干し方も変わるという話。見ている分には微笑ましくていいなーと思う。でもやっぱり物干しがあるなら、そっちに干したほうがいいのではと思う。

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