第44回日本文化週間、開催。その前半の目玉である「結(Yui)」のコンサートに行ってきた。「結」は東京藝術大学音楽学部邦楽科の卒業生、はなわちえ(津軽三味線)・柿木原こう(箏)・辻本好美(尺八)の3人による和楽器ユニットだ。
実はこの数週間前、ネットで「美しすぎる尺八奏者」という言葉を偶然目にしていた。私はこの「美しすぎる〇〇」という表現が大嫌いだ。女性活用とか地位向上とか、未だ寝ぼけた言葉が飛び交う日本ならではの稚拙な形容。まったくアホちゃうか、恥ずかしい。というので思わず検索してしまったのですよ、辻本好美さんを。そしたら確かに美人で、しかもうまい!そこからこのユニットの事もざざっと調べていたので、今回のコンサートはとっても楽しみにしていた。
コンサート終了後、「結」のメンバーは即座に着替えて空港へ直行、そのまま日本へ帰国したそうだ。なんとまぁ、忙しいこと。コンサート後の懇親会で日系の方とお話したのだが、「なぜもっとペルーを楽しむ時間を取ってくれなかったのでしょう。日本人は本当に忙しいですね。残念です」と。仰る通り。こういう才能あふれる若者には、ペルーの伝統音楽も知ってほしい。アフロペルアーノと津軽三味線なんて、絶対面白いと思うよ。
ブラジルではもう2年続けてコンサートを行っているという「結」。そのついででいいから、ペルーにもまたお越し下さい。でもってカホンなど、ペルーの楽器とジョイントするとか。在ペルー日本大使館とAPJの皆さま、どうぞよろしく♪