FM802 ペルーの大統領選挙について

4月24日(日)FM802 Superfine Sunday にラジオ出演しました。

今回のテーマは、先日行われたペルーの大統領選挙について。ペルーと日本における選挙の違い、義務投票制や禁酒令についてお話させて頂きました。パーソナリティーの浅井さんも、「やっぱり義務投票と罰金っていうのは、日本にも必要かもしれませんね~」と。確かに海外に出てまで投票しなければならないのは大変ですが、それが “習慣” になってしまえば、そんなに煩わしいものではないかもしれません。市民レベルで政治を考えることは、やはり大切ですよね。

今回の選挙では(いや、いつも?)いろんなハプニングがありました。投票開始時間の朝8時を過ぎてもスタッフが来ず、投票所が開かなかったとか、当日の朝になってからパソコンの配電をしてたりとか、障害者用の投票ブースは別途設置しなきゃいけないと決まってるのになくて、車椅子の人がスムーズに投票できなかったりとか。

でも何が一番驚いたかって、選挙管理委員会のスタッフが投票にきた有権者からお金を徴収したこと。ペルーでは投票は義務ですからね。当然無料で投票する権利があります。でも、なぜか1ソルずつ徴収してました。周囲が抗議しても知らん顔。しまいにゃカメラを叩いて逆ギレする始末。たぶん「私達はこんなに頑張ってるんだから、これくらい徴収しても当然でしょう?」と思ったんでしょうね。善悪の基準が全く違います。

そういう行為が常態のこの国ですから、公明正大な選挙なんてとてもじゃないけど難しいなぁとしみじみ思いました。でも表にどんどん出ちゃう分、分かりやすくていい。次は6月5日。さてさて、お楽しみはまだまだ続きそうです。