Macro y Kuelap/マクロ遺跡とクエラップ遺跡

・・・随分と間が空きましたが、チャチャポヤスの続きを。

チャチャポヤス2日目。プライベートガイド付きグループツアーという、なんだかややこしいものになった。私たち3人をワゴン車の助手席と一番前の席にしてくれたのは、なかなかよし。ロナル、buen trabajo.

団体さんはアメリカ人、イタリア人、その他の白人さんグループ。そっちは英語ガイドがつき、私たちにはロナルがつくという二重体制。おや、このワゴン車、昨日のぼろタクシーより乗り心地がいいぞ!チャチャポヤス観光は山道や未舗装の道も多い。案外、こうした十数人用の大型ワゴン車のほうが快適なのかもね。

今日は「Macro/マクロ遺跡」と「Kuelap/クエラップ遺跡」の見学。私はてっきり2ヶ所とも、遺跡内をじっくりと歩いて見学できるものだと思っていた。

しかし最初にワゴンが止まったのは、川を見下ろす丘の上。マクロ遺跡は対岸の山肌にあり、遠くから見るだけとなった。どうやらここは、車を一瞬だけ止めてさくっと写真を撮るだけのスポットらしい。団体さんは、写真を撮ったり身体をちょっと伸ばしたあと、さっさと車に乗ってしまった。

それを見たロナルは、早口言葉のような説明を始めた。

えっ?ちょっと、そんなに早くちゃ全然わかんないよ!っていうか、おい、こら、私に質問する時間くらい与えろ!お経じゃねーんだから、一気にがーっと話し続けるのはやめてくれ!えっ?説明はもう終わり?って、まだ写真も撮ってないよー!!!

あー、これがグループツアーの嫌なところなんだ。ぶちぶちぶち。

さて本日のメイン、「Kuelap/クエラップ遺跡」に到着だ。体力有り余りの団体さんたちは、さっさと丘を登って行ってしまった。軟弱日本人3人組は、休憩しつつのんびり登る。ロナルが急かすけど、急かされたって無理なもんは無理。奴らの肺は筋肉でできてるんだってーっ。かよわき日本人が、標高3000mで走れるわけないのーっ!

そしてやっと遺跡正面に到着した。いやー、やっぱり素晴らしいです。クエラップ遺跡。よくぞまあこんな遺跡を造ったもんだね。なんというか神々しいよ、まったく。

その感動もつかの間、ロナルがこうほざいた。

「セニョリータ、実はあと2人来るんです。でも到着が遅れているようなので、それまでここで待ってて下さい」

・・・はい?

えっとー、確かこれ、プライベートのハズですわよね?やんごとなき事情でお車だけは大勢の方々とご一緒いたしましたけど、ロナル、あなたはわたくしのシモベとして労働奉仕することを了承したのではなくて?????どうしてそのお二方をお待ちしなければならないのかしら?うりゃ!理由を言わんかいっっっ!!!

クエラップ遺跡要塞とも神殿とも言われるクエラップ遺跡。この辺りで最も高い山の頂上に築かれており、見張り台からは全方位を見渡すことができる。眼下に広がる幾つもの山々と真っ白な雲海。「雲上の人々」、チャチャポヤスの人々。その文化は今もなお、多くの謎に包まれたままだ。じゃじゃーん!

・・・なーんちゃって。

“Macro y Kuelap/マクロ遺跡とクエラップ遺跡” への2件の返信

  1. 世界的なすごい遺跡のお話しなのに…ペルー人ネタ、世界最高水準の漫才の掛け合いのようです。(笑)

  2. へへ、ありがとうございます♪ どんなに素晴らしい遺跡もペルー人のボケ具合には霞んでしまいます。まったく、大概ダメダメな代理店でした。

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