一時帰国前半終了

<一時帰国の目的は、
1.人間ドックなど病院系を回る。
2.生活必需品をがっつり買う。
3.家族や親戚、そして気のおけない仲間と楽しい時間を過ごす。
4.仕事・・・ま、これはちょっとだけ(笑)

お蔭様で、1番はほぼ終了。虫歯もなかったし、なぜだか分からないけど視力も僅かに回復していた。本当かなぁ?悪くなる要素ばかりなんだけど。まあペルーの眼鏡屋さんよりは信用できるだろう。何にせよ、回復するのはいいことだ。

加えて、胃のポリープが完全に消えていたのには驚いた。2年前の人間ドックでは結構な数が見つかって、少し気になっていたから。(なんせ我が家は癌家系なもので。)先生の説明を聞きながら胃カメラの映像を見てみると、これがもう感動するほど艶々でピンク色。「こんな新鮮なホルモンやったら、きっと美味しいやろなぁ」と自分で思ってしまうほどの美しい消化器たち。よっぽどストレスのない生活をしてるのね、私。ありがたいことです。ほんと。

ご飯が美味しくて、身体は順調に成長中。困った。困った。でも止められない。

2年ぶりの日本でまず驚いたのは、街に溢れる中国語と韓国語表示の多さ。前からあったけど、この2年ですごく増えた。しかも中国語は2種類(体字と繁体字)もあるから、肝心の日本語の存在感の薄いこと!一瞬「ここは大陸か?」と思ってしまった。

それにしても、英語表示は増えてるように思えない(スペイン語に至っては皆無!)のに何で?日本に観光に来る中・韓の人はみんな金持ちだろうし、高学歴の人も多いだろう。だったら英語でいいじゃん?というか、欧米や他のアジア諸国の人たちに対して、むちゃくちゃ不親切じゃないだろうか。

例えば、日本国内の移動には高速バスをよく使うのだけど、某バスターミナルの電光時刻表は日・中×2、韓だけで英語さえなかった。これで国際都市とは聞いて呆れる。みんな、変だって思わないのかなぁ。

高速バスの車内アナウンスは、日本語と英語の録音テープだ。しかし、サービスエリアの休憩時間など状況によって変化するものは、乗務員が口頭でアナウンスする。でも乗務員は日本語でしか説明しない。しかも、日本人でさえ聞き取りづらいボソボソとしたしゃべり方で。外国人利用者が乗っていたら、英語でも説明するんだろうか。なんか片手落ち。やるならやる、やらなきゃやらないで、ペルーくらい堂々と全て自国語で通せばいいのに。何をしたいのだろう、誰に気を使ってるのだろう。なーんか中途半端で嫌だな。

とまあ、いろんなことを思いながらのんびり過ごしています。もちろん日本のいいところもいっぱい感じつつ。

節分の思い出

2月3日は節分。私の両親の結婚記念日。私の実家は両親の誕生日と父の日、母の日に加え、彼らの結婚記念日をも祝う家だった。(親は子供の誕生日をよく忘れていたが/苦笑)だから「豆まきの日」というより、「お祝いの日」という印象が強い。 “節分の思い出” の続きを読む

いぢわるガラパゴス

暖炉

日本にて

暖炉だんなの実家にある北欧製の暖炉。薪のパチパチとはじける音に、ほっこりとした幸せを感じる。

ゆらゆらと踊る炎を眺めながら、ワイン片手に積もる話でも・・・としゃれこみたいところだが、目の前にあるのは濃い目の日本茶とお漬物。

ああ、信州松本、漬物三昧の日々。

★★★★★★★★★

さすがガラパゴスと呼ばれるだけあって、日本の携帯電話事情は外国人や短期滞在者に優しくない。どんなに安いプランも2年契約で縛られているし、特殊用語ばかりで、機械音痴の私はちんぷんかんぷん。

赤外線通信ってなんや?あったかいんか?ほな、紫外線通信やったら、日焼けしそうやな。

ビジネスならいざ知らず、友達との待ち合わせなら事前に確定させておけばいいし、到着時間が前後しそうな時は、本屋とか喫茶店とか待てる場所を設定しておけばいいだろう。会えなかったらそれはその時、そういうご縁ってことですわ。っていう考えだから、日本では携帯を買わないor借りないつもりでいた。

でも今回の滞在はいつにも増して移動が多い。加えて日本には公衆電話がほとんどない。「もし月々の基本使用料が無料ってプランがあったらねぇ」と思って探していたら、だんなが「ハゲバン」と呼んでいる某社に「月々の基本使用料が無料」いうプランがあった。ほんまかいなぁと思いながら、そのカウンターに行ってきた。

しかし案の定、「月々の基本使用料が無料」なのではなく、「月々の通話料から基本使用料分を引くので、結果的に無料になる。でも携帯を使用しなかったら、月々の基本使用料はしっかり引かれる」ことが分かった。

やっぱりなぁ。あの謳い文句は釣りやね。日本にいない間もずっと使用料が引かれるなんて無駄ムダ。やっぱり携帯はいらないや。

と断って帰ろうとしたら、「プリペイド携帯もありますよ」と。

プリペイドの本体価格はわずか2000円ちょい。これは安い!日本のプリペイド携帯ってすごく高いイメージがあったけど、随分安くなってるんだね~。これなら出費を少しでも抑えたい外国人観光客も気軽に買えそう。チャージ金額は3000円と5000円分。緊急用だから1000円からチャージできたらいいのにそこは儲け部分だから仕方がないのかな。チャージの有効期限は60日もあるから、今回の滞在には十分。ペルーの場合は30日だから、これは日本のほうがいいね。

しかし通話料が高すぎ!6秒9円って、1分90円???こりゃ本当に緊急用だね。6秒で「折り返しして!」って言うしかないか(苦笑)これを見た皆様、よろしくお願いします。

そんなこんなで、約5000円の出費。まあ日本なら仕方あるまい。

購入する旨を伝えると、カウンターのお姉さんはてきぱきと契約書類を作成しながらこう言った。

「充電器はお持ちですか?」

いやだなぁ、持ってる訳ないじゃないですか。日本の携帯を持ってたら、プリペイドなんて買いませんよ。すると「この機種は充電器が別売りなんです」とのたまうではないか。

えーっと、それって、充電器を買わなかったらどうなるの?この携帯、バッテリーが切れたら終わりってこと?しかも充電器の値段、本体価格の半分以上もするし。それなら「プリペイド携帯 本体価格3000数百円」って表示しな、あかんのとちゃうん?

その後も、「メールはお使いになりますか?」「はい」「月々300円です」「?」みたいな感じで、通話と受信以外はすべてオプション、でもってどんどん金額が膨らむようになっていた。本体価格を安く見せて客を釣るハゲバン商法。さすがだ。

リマのセントロなら、30ソレス(約1000円)程度の激安携帯もあるし、3ソレス(約100円)からチャージ可能。通話とSMSも現地在住者と同じ料金だし、旅行者にはとても便利。そりゃスマートフォンならSIMを交換すればいいだけだけど、それだってむちゃくちゃ高いじゃない?(最近やっと旅行者向けの安いプリペイドSIMが登場したようだが)

まったくもって旅行者に優しくない。日本の旅を安く便利にってのは、まだまだ難しそうだ。