教会の街アヤクチョと、ミイラが眠る博物館

5月15日(月)たびこふれに 教会の街アヤクチョと、ミイラが眠る博物館 が掲載されました。

『民芸品の首都』の名で知られるアンデスの街アヤクチョに、『教会の街』という呼び名もあることをご存知ですか?インカの重要拠点のひとつだったため、早くからスペイン人が入植したアヤクチョには33もの教会があり、植民地時代から続くカトリック信仰が深く根付いています。

一方、そのインカに多大な影響を与えたとされるのが、紀元600年から1000年ごろに栄えたワリ文化。アヤクチョに興ったワリはペルー海岸エリアにまで拡大し、多くの文化に影響を与えました。

「イポリト・ウナヌエ博物館」では地元アヤクチョに栄えたさまざまな文化を紹介しています。見どころは、なんといってもたくさんのミイラたち!いずれも生前の人となりを伝えるリアルなものばかりですが、特に嬰児のミイラは必見。まるで指をしゃぶったまま永遠の眠りについたかような自然な姿をしていて、死者への畏怖の念より愛おしさのほうが湧いてきてしまいます。

スペイン人が残した威風堂々たる教会と、インカ以前のアンデス世界を支配したがワリ。異なる2つの文化を楽しめるアヤクチョへ、ぜひおでかけくださいね。