マチュピチュ行き列車運行停止 デモ隊が線路剥がす

ペルー南部と南東部の鉄道コンセッション事業者Ferrocarril Transandino(アンデス横断鉄道)は20日、デモ隊の抗議行動に起因する軌道の損傷などにより、クスコとマチュピチュを結ぶ列車の運行を現在中断していると報告した。

旅客サービスが停止されているのは、クスコ⇔オリャンタイタンボ、マチュピチュ⇔水力発電所、ウルバンバ⇔パチャルの各区間。

同事業者の公式声明によると、デモ隊による抗議行動の継続、および軌道の損傷により、複数の区間で列車が走行できない状態になっているという。

同路線で鉄道を運行するペルーレイル社も19日、同日に行われたデモ隊による争議行為の影響を受け、オリャンタイタンボ⇔マチュピチュ間における列車の運行停止を伝えている。

カスティージョ前大統領の罷免に端を発するクスコ州の社会争議と破壊行為により、10日間にわたって運休していたオリャンタイタンボ⇔マチュピチュ間の列車の運行は、1月14日に再開されたばかりだった。この区間の列車はまた、昨年12月にも同様の理由で運行の停止を余儀なくされている。

(ソース: Gestión 20/01/23)

※RPPの報道によると、デモ隊は同路線の軌道をおよそ20mにわたって取り外し傍らに放置した模様。

(VIDEO: RPP)