Sopa Seca ソパ・セカ

“乾いたスープ”という意味のパスタ料理 Sopa Seca(ソパ・セカ)。これまでこのサイトで幾度となくご紹介してきたイカ州の郷土料理で、乾燥芋の煮込み料理 カラプルクラと一緒に頂くと、もう手が止まりません。さすがはmancha pecho!(食べるのに夢中で、胸元にシミができても気にしない!という意味)

カラプルクラにlimeña(リマ風)とchinchana(チンチャ風)があるように、ソパ・セカにもsopa seca cañetana(カニェテ風)とsopa seca chinchana(チンチャ風)があります(カニェテ郡はリマ州の南端に位置し、イカ州チンチャ郡と隣接)。

前者はすりおろしたニンジンを加えて赤味を強調、後者はバジルやペレヒルのグリーンを活かした仕上がりが特徴ですが、こちらもすっかり混同されているようですね。ただ赤っぽい色をしたカラプルクラとの対比を考慮してか、チンチャ風ソパ・セカのほうが人気のよう。今回はチンチャ風をご紹介しますが、カニェテ風も別途作りたいと思います。ちなみにブラックオリーブを加えるのはどちらかというとカニェテ風。あは、私も混同してますね(笑)。

【材料】 2人分

  • パスタ 180~200g
  • 鶏もも肉 2切れ
  • タマネギのみじん切り 1/2個
  • ニンニクのすりおろし 大1/2
  • アヒ・パンカ・ペースト 大1
  • トマト 1/2個
  • バジルの葉 25~30g
  • ペレヒル(イタリアンパセリ)の葉 25~30g(バジルとあわせて50~60gになればよし)
  • カルド・デ・ポヨ(チキンブイヨン) 220~250ml
  • 塩コショウ、クミン、オレガノ 適量
  • オプション:ブラックオリーブ 5~6個、アチョーテの粉 小1
  • 付け合わせ:カラプルクラ、茹でたユカ芋、サルサ・クリオージャ

【作り方】

1、バジルとペレヒルと水100mlを加えてミキサーにかける。トマトは皮と種を取り除き、みじん切りにしておく。

2、鍋か深めのフライパンに油を敷き、塩コショウとクミンを軽く振った鶏肉を皮目から焼いていく。骨付きの場合は、骨に沿って切り込みを入れておくと早く火が通るのでオススメ。両面を香ばしく焼いたら一度取り出しておく。

3、アデレソを作る。2の鍋に油を少し足し、タマネギのみじん切りとタマネギの水分を引き出すための塩ひとつまみを入れて炒める。タマネギが透き通ってきたらニンニクを加え、次にアヒ・パンカペーストを入れてよく炒め合わせる。みじんぎりのトマト(アチョーテを加えるならここで)を加えて炒め、軽く塩コショウとクミン、オレガノを加えて更に炒めたらアデレソのできあがり。

4、アデレソにバジルとペレヒルの液を入れひと煮立ちさせ、2の鶏もも肉を戻す。カルドを加えて蓋をし、鶏もも肉に火が通ったらもう一度取り出しておく。

5、4に2つに折ったパスタを加えて蓋をし、パスタに煮汁を吸わせながら加熱する。パスタが焦げつかないように時々鍋底からしっかり混ぜよう。スープパスタではないので水の入れすぎには注意だが、足りないと思ったら少しずつ足して。ブラックオリーブを加えるならここで。

6、煮汁を吸ったパスタにしっかり火が通ったら、4の鶏もも肉を戻して一緒に加熱し、塩コショウで味を調える。刻んだペレヒルを加えてさっと混ぜ合わせてできあがり。カラプルクラと茹でたユカ芋、サルサ・クリオージャを添えて頂こう。

【Keikoからひとこと】

チンチャ風ソパ・セカはどちらかというと乾燥した仕上がりが特徴。なのでパスタを煮込むときは焦げつかないよう、鍋底からよくかき混ぜてください(水分量はパスタの1~1.2倍が目安/バジル液の水分を除く)。またパスタに完全に火が通っていないとなんとなく生っぽい仕上がりになるので、水分がなくなってもしっかり加熱してくださいね。ペルー料理あるあるですが「アルデンテに仕上げなきゃ!」なんて、考えないほうがいいですよ~。

ペルー流に倣い、パスタを2つに折って入れています。このほうが少ない水分でも早く仕上がるし、何より長いままだと鍋に入りきらないので、個人的には長いままのほうが好きですが仕方がありません。「私もパスタは長いほうがいいな」という方は、オーバル型の鍋を使うなどしてみてくださいね。

ソパ・セカとカラプルクラを一度に作るのは、正直ちょっと大変。それにパスタと乾燥芋とユカ芋って、あまりにも炭水化物だらけですしねぇ。なので我が家ではカラプルクラをまとめて作って冷凍保存。ソパ・セカを準備した時に冷凍カラプルクラがあれば一緒に沿えるし、なければないでよしとしています。ペルー人のお腹がぽっこりなのも頷ける一品。ペルー料理、コワイです(笑)。