1・2月国内旅行回復 観光客数前年同期比で倍増

ロベルト・サンチェス通商観光相は、今年1月と2月における国内旅行の観光客数が前年同期比99.5%増の340万人に達したと報告した。

この大幅な伸長に関し同相は、国内旅行への肯定的な傾向と観光セクターの再活性化を反映した歓迎すべきニュースであり、ツアーオペレーターやホテル、レストラン、土産物店、観光ガイド、交通機関など関連セクターの雇用回復および利益増につながると指摘。政府は引き続き全国レベルでの観光振興策を提案していくと話している。

通商観光省観光・民芸品調査研究総局(DGIETA)の調査「国内観光の可能性」によると、国内旅行の平均費用はS/594、滞在日数は平均で6泊。2022年1~2月の主な国内旅行先は、イカ(13.3%)、リマ(12.6%)、ピウラ(9.9%)、フニン(8.1%)、アンカシュ(7.6%)、アレキパ(6.6%)、サンマルティン(6.3%)、ランバイエケ(5.6%)、ラ・リベルタ(5.2%)、カハマルカ(5.1%)、クスコ(5.0%)、トゥンベス(3.0%)、モケグア(2.3%)、アヤクチョ(2.1%)で、これらが全体の92.7%を占めている。

国内旅行の主な動機は、休暇・レクリエーション・レジャー(38.9%)、家族・友人を訪問(33.5%)、出張(17.8%)など。また家族旅行が34.8%と最も多く、次いで単独旅行(29.5%)、カップル(18.8%)など。

移動手段は長距離バス(49.0%)、飛行機(18.1%)、自家用車(14.0%)。旅行のスタイルは87.7%が個人旅行、パッケージツアーは12.3%。宿泊先はホテルやオスタルが46.7%、家族や友人宅が44.0%。

(ソース: El Comercio 19/03/22)