屋内公共施設利用 50歳以上は3回接種が条件に

ペルー保健相エルナンド・セバジョスは12日、新型コロナウイルス・オミクロン変異株による急激な感染拡大を受け、50歳以上の市民を対象として、屋内公共施設への立ち入りに際し3回目のワクチン接種を義務付けると発表した。

同措置は今月23日から適用される見込み。これに伴い50歳以上の市民は同日以降、映画館やSC、市場(いちば)、レストランを始めとする屋内公共施設の利用にあたり、3回目のCOVID-19ワクチン接種履歴が記載されたワクチン接種証明書(carnet de vacunación)の提示が必要になる。

同相はまた、リマ首都圏(リマ市43区とカリャオ特別州の総称)におけるCOVID-19患者の医療休暇日数に関し、現行の14日から10日に短縮する措置を本日から適用すると公表。首都圏のオミクロン株拡大(新規感染者の約82%)および感染者の雇用確保が目的であり、症状が進行した場合には医師の診断書があれば期間の延長は可能としている。

さらに同相は、国内のCOVID-19高度警戒地域を25地域から35地域に変更したと発表。変更後の詳細についてはまだ明らかにされていないが、これらの地域における夜間外出禁止時間帯(午後11時から翌午前4時)や日曜日の自家用車利用許可については現行通りと話している。

(ソース: Gestión 13/01/22)