コロナ時代の一時帰国 準備編 その2

一時帰国準備の最大の難関は、出国72時間前のPCR検査だ。ロックダウン以降引きこもり生活を続けているので恐らく陰性だろうとは思っていたが、こればかりは分からない。防疫対策をしっかり行っていたにもかかわらずコロナに感染したという知人もおり、検査結果がでるまではやはり落ち着かなかった。

リマ市内にいくつかある検査機関の中から、今回は友人オススメのunilabsを利用した。費用は245ソレス(約7050円)、ラボでの検査とドライブスルー方式があり、検査結果は12時間後に送られてくる。ドライブスルーのほうが現場での感染リスクは低いかと思ったが、今回は英語表記の検査結果を入手する必要があるためラボで直接念押しすることに。それに加え、友人から入手したラボ担当者のメールにも英語バージョンの発行を依頼するという2段構えで検査に臨んだ。

予約日早朝、予約しておいたタクシーでラボへ。思った以上に道が空いていたため、予定の30分前に到着してしまったがこれが大正解。一番乗りだった我が家の後ろには、あっという間に行列ができた。中には「俺の予約時間はもっと遅いんだけどさー、なんたって急ぎだからさー」という図々しい人もいて、なんというかペルーらしい。あとこの高額な検査を受けに来ていたのが白人系ペルー人ばかりだったことも、格差社会ならではだとつくづく思う。

検査はラボの敷地内にある駐車場に建てられたテントの中で実施。鼻と喉の奥に綿棒をぐりぐりと突っ込むだけで、検査はあっという間に終了だ。「英語バージョンお願いね!パスポート番号入れてね!」としつこく念を押し、待たせておいたタクシーでさくっと帰宅。結果が出るまでの12時間はいつも以上に長く感じられたし、陰性証明が届いた時のあの安堵感は忘れられない。ちなみに証明書のフォーマットは任意で問題ないが、記載すべき内容を満たしているかはよく確認しておこう。

仕上げは、日本のMinisterio de Saludが求める「新型コロナウイルス感染症対策 質問票」への回答だ。最終画面に表示されるQRコードを携帯内に保存、または印刷しておかなければならない。日本入国直前に答えるのが理想だが、ネットにアクセスできないなど万が一のケースを考え自宅で回答・印刷しておいた。また日本入国に際しては「誓約書」なるものが必要とあったので、同省のサイトにあったフォーマットをプリントアウトし必要事項を記入。これでやっと終了だ。

ということでまとめると、3月6日時点での一時帰国に必要なのは、パスポートと外国人カルネ(ペルー居住邦人の場合)、航空券(米国経由ならEstaも)、経由地である米国出国前72時間以内のPCR陰性証明書、質問票、誓約書に加え、隔離施設の手配(自宅外の場合)と移動手段の確保ということになる。

※3月5日、日本政府は新たな防疫対策強化策を発表した。検査証明不所持者の上陸を阻止するため、航空会社に航空機への搭乗拒否を要請。加えて変異株流行国・地域からの入国者については、たとえ空港での検査が陰性でも検疫所が用意する宿泊施設で待機させることになった。入国日の翌日から起算して3日目に再度検査を行い、ふたたび陰性が確認されれば晴れて退所となる。ただしそこから自宅、または本人が予約した宿泊施設に移動して引き続き残りの隔離期間を過ごさねばならない。

幸いペルーは今のところ変異株流行国ではないが、これから先はわからない。状況は刻一刻と変化する。一時帰国を予定している人は必ず大使館情報に目を通し、併せて関連省庁のサイトもチェックするようにしよう。

ペルーパンデミック362日目

ペルー保健省発表3月10日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 1394571人(前日比+7114)
  • 死者数累計 48484人(+161)
  • 既検査数累計 8105930件(+59737)
  • 陽性率 17.2%↓
  • 死亡率 3.477%↓
  • 入院患者数 14755人(-186)
  • 上記の内ICU患者数 2201人(-3)
  • 回復患者数 1301439人(+6816)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 3月10日 7114人(161)
  • 3月9日 7434人(160)
  • 3月8日 5556人(190)
  • 3月7日 3291人(119)
  • 3月6日 6212人(173) 
  • 3月5日 6670人(190)
  • 3月4日 8447人(185)
  • 直近7日間平均 6389.1人↑(168.3↓)
  • 直近7日間の陽性率 12.82%↑ ※累計比
  • 直近7日間の感染者数合計 44724人↑(前日比2236↑)
  • 直近7日間の死者数合計 1178人↓(前日比-56↓)

(ソース: MINSA 3月11日)