リマ首都圏16区でコロナ新規感染者増加傾向

ペルー社会保険庁(EsSalud)は2日、新型コロナウイルスの新規感染者数(週間)が全国で12%減少した一方、リマ首都圏の16区では増加傾向にあると報告した。

同庁COVID-19感染ヒートマップの最新データによると、アテ(+54.3%)を始めラ・モリーナ(+52.7%)、ベジャビスタ(+50.0%)、パチャカマック(+41.2%)、サンルイス(+18.2%)、チョリージョス(+15.7%)、サンフアンデミラフローレス(+13.9%)などリマ首都圏(リマ市43区とカリャオ特別州の総称)の16区で新規感染者数が上昇。

「全国的には減少傾向にあるものの、週間データでは一部の区や郡でまだ増加が見られます。なので、マスクの着用や社会的距離の維持、手洗いの励行を常に心がけていた方がいいでしょう。気を抜いてはいけません」同庁COVID-19情報分析班のチームリーダー、ダンテ・セルッソはこのように述べている。

セルッソはまた、ビーチリゾートで有名なピウラ州のマンコラで(写真)100人/週を超える新規感染者(これまでは週20人以下)が報告されたとし、旅行者の短期滞在による感染再拡大に警鐘を鳴らした。

他の専門家による見解

カジェターノ・エレディア大学感染症専門家のシロ・マギーニャは、社会保険庁の報告による新規感染者上昇は人口の少ない地域で発生している限定的な性格のものであり、警告段階にはないとする一方で、リマ市でも住民の多いサンフアンデルリガンチョ、サンマルティンデポーレス、ビジャエルサルバドルの3区における新たな感染者増加の兆しには注意を促している。

さらに、コロナの第二波は回避不可能でありいつでも起こり得るとした上で「全体的な傾向から見て、社会保険庁の最新報告はコロナ第二波の到来を意味するものではありません」と結んだ。

(ソース: Gestión 03/11/20)

ペルーパンデミック233日目

ペルー保健省発表11月1日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 906545人(前日比+1634)
  • 死者数累計 34585人(+56)
  • 既検査数累計 4551185件(+13645)
  • 陽性率 19.92%↓
  • 死亡率 3.815%↓
  • 1日の検査数 13645人(-6311)
  • 1日の感染者数 329人(-584)※当該日以前の感染者1305人を除く
  • 入院患者数 5255人(-15)
  • 上記の内ICU患者数 1043人(+2)
  • 回復患者数 830612人(+2999)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 11月1日 1634人(56)
  • 10月31日 2408人(53)
  • 10月30日 2323人(65)
  • 10月29日 2586人(49)
  • 10月28日 2666人(47) 
  • 10月27日 2431人(58)
  • 10月26日 1923人(60)
  • 直近7日間平均 2281.6人↓(55.4↑)
  • 直近7日間の陽性率 11.1%↑ ※累計比

(ソース: MINSA 11月2日)