アルパカを寒さから守れ 家畜小屋2985棟建設

8月1日はペルー農業灌漑省が2012年に定めた「全国アルパカの日」。アンデス高地のアルパカを冬の寒さから守るため、同省は国内12州で家畜用の小屋(cobertizo)造りを進めている。

同省は地域農産物生産性向上プログラム(Agro Rural)を通じ、約29万8500頭のアルパカと羊を保護する家畜小屋計2985棟の建設に着手している。

「これらの小屋は、アプリマック、アレキパ、アヤクチョ、クスコ、ワンカベリカ、フニン、モケグア、パスコ、プーノ、タクナにアンカシュとリマを加えた12州51郡107地域で農牧を営む3000世帯以上の農家に恩恵を与えるでしょう」とAgro Ruralのエグゼクティブ・ダイレクター、アンジェロ・タンジェルリーニ氏は話す。

(VIDEO: アルパカ用改良家畜小屋 by Actualidad Ganadera)

アドベ(日干しレンガ)や石、ブロックなどで造られた各小屋の床面積は約160㎡、塀で囲まれたコンクリート製の床はいろいろな用途に使え、通常は標高3800mを超える場所に建てられると同氏は説明。アンデス高地の厳しい気候から家畜を守るだけでなく、アルパカと羊の毛刈りや衛生管理、生産性の向上やリスク管理にも役立つとしている。

同氏はさらに「モケグアとタクナの両州では、各集落や地方政府当局と連携の上対象となる農家の事前登録が行われ、家畜小屋の建設はすでに実施段階にあります」と強調した。

農業灌漑省の最新データによると、獣毛や肉のためにアルパカが飼育されている国内の主な地域はプーノ(39.6%)、クスコ(14.7%)、アレキパ(12.7%)、ワンカベリカ(8.3%)、アプリマック(5.9%)、アヤクチョ(2.8%)、パスコ(1.8%)など。2018年度のアルパカ繊維輸出量は国内年間生産総量の95%に相当する約6500㌧(同輸出額は1億6659万9000㌦)。主要仕向国は衣料用の需要が多い中国やイタリアなど。

(ソース: Andina 01/08/20)

ペルー国家緊急事態発令139日目

8月1日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計

  • 感染者数 422183人(前日比+7448)
  • 死者数 19408人(+191)
  • 既検査数 2377948件(+29552)
  • 陽性率 17.75%
  • 死亡率 4.60%
  • 入院患者数 13700人(+123)
  • 上記の内ICU患者数 1416人(+2)
  • 回復患者数 290835人(+3708)
  • 感染者数男女比 男性56.1% : 女性43.90%

過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 8月1日 7448人(191)
  • 7月31日 7243人(196)
  • 7月30日 6809人(205)
  • 7月29日 5678人(204)
  • 7月28日 5288人(194)
  • 7月27日 4920人(189)
  • 7月26日 4913人(199)
  • 直近7日間平均 6042.7人↑(196.9↑)
  • 直近7日間の陽性率 24.61%

(ソース: MINSA 8月1日)