ペルー保健相更迭 COVID-19死者4人に 

ペルーのビスカラ大統領は20日、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が進む中、保健省エリザベス・イノストロサ大臣の更迭を発表した。

「厳しい評価になるが、(同相の)業績から判断して、新たに専門家(医師兼公衆衛生専門家)への交代につき検討せざるを得ない」と同日の記者会見で国民に伝えた。

この方針に従い、今日の午後には新保健相を任命すると大統領は明かした。新たな大臣は、すでに国内で4人の犠牲者を出したCOVID-19ウイルスの感染拡大阻止に立ち向かうことになる。

「ペルー全土に衛生問題が拡大しつつあるこの時期、保健相に経験豊富な専門家を据えることについて、我々は適切と考える」と大統領は述べた。イノストロサ大臣は昨年11月以来、スレマ・トマス前相に代わり保健相の任に就いていた。

大統領はさらに、本日まで4000件以上のCOVID-19ウイルス感染検査を行い、263人が陽性判定されたと報告。入院中の患者は28人で、うち3人は集中治療室で手当てを受けているとした。

保健省は19日夕刻、COVID-19ウイルスに感染していた78歳の男性が同日午後3時に死亡したことを公表。さらに同日夜、気管支喘息と肥満の既往症を持つ47歳の男性が、ドス・デ・マヨ国立病院の集中治療室で、呼吸困難と敗血症を呈し同日午後6時15分に死亡したと報告。他にも、呼吸器系の異常でエドガルド・レバグリアティ国立病院を受診した69歳の男性が、ミラフローレス区の自宅で同日死亡した。後者2人は陽性でいずれもスペインへの渡航歴があったとされる。

また同省は20日正午にも、スペインへの渡航歴がある75最の女性がCOVID-19感染により同日午前9時17分に心肺停止、死亡が確認されたと報告。この女性は呼吸困難と肺炎で3月19日からエドガルド・レバグリアティ国立病院のICUで治療を受けていた。

保健省発表による3月20日正午現在の国内感染者数は263人(前日+29人)。内訳はリマ212人(+18)、カリャオ5人(±0)、アンカシュ4人(+1)、アレキパ3人(±0)、クスコ4人(±0)、ワヌコ2人(±0)、イカ1人(±0)、ラ・リベルタ2人(±0)、ランバイエケ6人(±0)、ピウラ2人(±0)、ロレト12人(+1)、マードレデディオス1人(±0)、フニン9人(新規)。既検査数は4298件、陽性判定率は6.12%(+0.03㌽)。

(ソース: Gestión 20/03/20, MINSA 20/03/20)

尚、新保健相はビクトル・マルシアル・サモラ・メシア氏。

ペルー新保健相
(画像:ペルー首相府)

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