ペルーの農産物輸出 首位はアボカド

ペルーの今年1~9月農産物輸出総額(前年比+5.1%)に占める個別品目首位はアボカド(7億3000万㌦/シェア17%)で、前年同期比1.1%の増加。ペルー貿易協会(COMEX)が最新の報告書で伝えた。

仕向地トップはアボカド輸出額の32.8%を占めるオランダ(2億3900万㌦/前年同期比▲10.3%)、次いで米国、スペイン、英国、チリなど。

個別品目第2位は輸出シェア8.7%のブドウ(3億7200万㌦/前年同期比+20.2%)、主要仕向地は香港、オランダ、中国、メキシコの順。

第3位はシェア8%のブルーベリー(3億4200万㌦/前年同期比+56.6%)で、主要仕向地トップは同品目輸出額の54.7%を占める米国(1億8700万㌦/前年同期比+83.5%)、次いでオランダ、中国、英国、香港など。

「国際金属価格の下落や内国社会争議などを背景に鉱業輸出の低迷が続いており、非伝統的産品輸出は伸長傾向にあるものの、輸出額全体としては看過できない水準で減速している」と同協会は警鐘を鳴らす。

また非伝統的産品輸出も前年同期に比べ伸び率が鈍化していることから、持続的成長の維持には農業振興法の延長(10年間)に加え、種々の事業障壁を理由に頓挫している複数大規模灌漑プロジェクトの再開が肝要としている。

(ソース: Gestión 10/11/19)