和太鼓グループ彩 -sai- 移住120周年記念コンサート

11月24日(日)リマ市サンボルハ区の国立大劇場で、『和太鼓グループ彩 -sai-』の公演が行われました。ペルー日本人移民120周年記念行事の1つとして企画されたもので前評判は上々、チケットは早々に完売しました。

VIPサロンで行われたレセプションでは、ペルー国会議員や日系社会のお歴々、在留邦人といった招待客にカクテルが振舞われ、それぞれ交流を深めていました。土屋定之駐ペルー特命全権大使とFrancesco Petrozzi文化大臣からの挨拶を機に、招待客は劇場へと移動。お2人はこの後も一般向けにスピーチをされましたが、穏やかで和気あいあいとした雰囲気だったのが印象的。またPetrozzi氏からはペルー史を動かした多くの日系人の名前とその功績が、敬意と親しみを持って紹介されました。120年という時の流れと両国の長きにわたる友好の絆が改めて確認された、素晴らしいスピーチだったと思います。

レセプション会場で挨拶をされる土屋大使とペトロッツィ文化大臣

『和太鼓グループ彩 -sai-』は2005年に東京大学のサークルとして結成、2013年にプロデビューしたという男性だけの音楽グループ。日本の伝統芸能である和太鼓の新しい表現を模索しつつ、国内外で年間250公演を行っているそう。今回はメンバー25名のうち8名が来秘、素晴らしい演奏を披露してくれました。

それにしても、その音圧の凄さたるや尋常ではありません。2階席にいたというのに、その振動で身体が共振するほどでした。指揮も楽譜もなしにあれほど打ち込みを合わせ、あまつさえ腕の振りや身体の動きをも完璧に揃えるには、どれほどの忍耐と集中力が必要でしょう。ラテンの打楽器アンサンブルではまず感じることのない、いい意味での緊張感が会場を覆います。とはいえ堅苦しさはまったくありません。きらびやかな衣装も見ごたえがあり、またメンバーのおどけた表情や片言のスペイン語を交えつつ聴衆との距離を縮めていくところも、さすが(元)東大というか。和太鼓グループ彩 -sai-のコンサートは、スタンディングオベーションと拍手喝采の中、大成功のうちに終了。いやー、楽しかった!

公演終了後、会場からは大きな拍手が送られました。

2019年も残すところあとわずか、ペルー日本人移民120周年記念行事もそろそろ大詰めです。最後はどんな催しで締めくくられるのでしょうね。素晴らしいイベントを企画してくださった関係者の方々、本当にありがとうございました。

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