ナスカまで2時間!Jockey Plazaがヘリ便運航へ

リマ市スルコ区のショッピングモールJockey Plazaがチリ資本のEcocopter社と提携し、ヘリコプターによる旅客輸送サービスに挑戦する。

Jockey Plazaのマリアナ・ベセラ営業部長によると、エアバス社のAS350 B3を導入し、リマ(ホルヘ・チャベス)国際空港へのフライトを始めとする様々なルートの試験飛行を先週から開始したという。

同SCでは、イカ、アシア、ナスカ、ルナワナ、アンコン、ワチョ行きや市内巡回ルート(SC – Lima – Costa Verde – SC、SC – Miraflores – Barranco – SC)など、約19か所のエアストリップによる合計10航路の商業便運航を予定。

現在は競馬場寄りのParcela Hを仮設ヘリポートとして使用しているが、SC駐車棟の7階に建設中の営業用ヘリポートがあとひと月ほどで完成すれば、モール内からヘリが直接利用できるようになるとしている。

ベセラ部長は、5人乗りのAS350 B3によるSCからリマ国際空港までの料金を一人当たり140㌦、アシアなら177㌦と例示。リマ国際空港までの飛行時間はわずか8分、最も遠いナスカまでは129分と見込む。

また、当初の月間飛行時間目標は30時間で、その後はパラカスなど新規航路の開拓や機体の追加購入を目指すとし、さらには旅客輸送に止まらず、貨物の空輸、企業チャーター便、広告・映画撮影やドクターヘリなど多岐にわたるサービス展開の構想にも言及した。

(ソース: El Comercio 05/10/19)