冷凍エビの賞味期限~ベネズエラ大停電

無性にエビフライが食べたくなってスーパーへ出かけたが、あいにく生のエビがなかった。ここからメルカドに行くのも面倒だし、あきらめようかと思ったけれど、なぜかこの日は頭の中がエビフライ。店員に冷凍エビを勧められ一瞬迷ったが、「どうせ揚げるんだし」と購入。小さな欲望を満たすことができた。

ところが、食後にエビが入っていた袋を見てびっくり。なんとこの冷凍エビ、製造(冷凍)年月日は1年以上も前ではないか!賞味期限は2020年2月27日。消費期限ではありませんよ、「風味が変わらず美味しく食べられる期限」が2020年2月27日。もし消費期限を設定したらいつになったことだろう。国際冷凍協会によると、生のエビは-18度で6か月、-25度で12か月らしい。ペルーはきっとこの協会に加盟していないんだ・・・と思って調べてみたら、やっぱり加盟してなかった。

消費者が扉を開け閉めするスーパーの冷凍ケースで-18度をキープし続けているとは思えないし、ましてや電圧が不安定で停電もある国だ。なのに賞味期限が2年って、なんて悠長なんだろう。この国の“鮮度”の感覚はやっぱりこの程度。あ、でもエビは普通に美味しかったし、お腹も壊しておりません。

3月7日(木)現地時間17時に始まったベネズエラの大停電は、70時間をすぎてもまだ復旧の目途が立っていない。治安の悪化が懸念されるだけでなく、治療ができない患者らがすでに17人も亡くなったそうだ。そんな時に冷凍エビの話かと突っ込まれそうだが、そこはお許しを。冷凍食品どころか一般の食品にも事欠くかの国が、この停電でまたどれほどの食料を無駄にしただろうと思うと、どうしても気になってしまって。

停電はあるが、長くてもせいぜい数時間。賞味期限云々を語れるのは、ペルーの電力供給がそこそこ安定しているからに他ならない。何かとトラブルの絶えない生活だが、こんな小さなことでもありがたいと感じるのは、ペルー暮らしのメリットの1つだといつも思う。パソコン=電力を消費しながらでまた申し訳ないが、ベネズエラの大停電が一刻も早く復旧しますように。

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