ボリビア政府 チチカカ湖水中博物館創設に意欲

ペルーとボリビアの国境に位置するアンデス高地の観光名所「ティティカカ湖(チチカカ湖)」で発見された考古学遺跡が、水中博物館として公開されるかも知れない。ボリビア政府当局が同遺跡の観光開発に着手する意向を明らかにした。

EFE通信によると、ベルギー人の研究者Christophe Delaereが10年前にティティカカ湖で広範囲にわたる調査を行い、水中の遺跡を発見したという。その後、同遺跡の保全にあたりボリビアとベルギー両政府の間で協定が交わされた。

ボリビア側では今までに24か所の水中遺跡が確認されており、ボリビア当局は潜水による見学の可能性を含めた水中博物館の創設を検討するとしている。

同プロジェクトは来年第1四半期に詳細設計を終える予定で、今後は約1000万㌦とされる建設資金調達の具体化が待たれる。

ティティカカ湖の水中では人骨や台所用品などおよそ1万点の考古学遺物が見つかっており、同国の文化・観光大臣は当事業に大きな期待を寄せている。

https://youtu.be/kMxhR1ezviA

(ソース: PortaldeTurismo 05/11/18)