ピスコの日と起震車初体験

7月第4日曜日は「Día Nacional del Pisco(全国ピスコの日)」。ということで、スルコ区のParque de la Amistadで行われていたピスコのイベントに行ってきた。会場には15~16メーカーが出店、国内コンクールで賞を取った銘柄がずらりと並んでいた。

リスト片手にまずはDon Salvattoreのブースへ向かい、第23回 全国ピスココンクール全種別総合優勝の実力とやらを拝見。うん、美味しい!これが2017年度で一番かどうかは分かんないけど、確かにいい味だ。まだリマのスーパーには卸していないというし、チンチャまで買いに行くのも無理なので1本お買い上げ。地方で頑張っている小さなボデガの商品に出会えるのが、こうしたイベントの魅力だ。

一方PortónやBiondiなど大手有名メーカーは、自社製品を使ったカクテルとボトルの販売のみで、試飲は一切させてくれなかった。そりゃ試飲なんかさせずとも売れるブランドだけどさー。もっと新規開拓に力を入れるべきじゃない?(←飲めなかったから文句を言ってるんじゃありませんっ)。値段もスーパー価格のほうが安かったから買わなかったけど・・・。えーん、全種類試飲したかった~。

会場の奥を覗くと、なぜかINDECI(ペルー国家防災庁)マークの車両があった。日本政府から寄贈された起震車を使って、一般市民向けに防災教育をしていたのだ。なんてラッキー!実は「CISMID(日本ペルー地震防災センター)で起震車体験ができるよ」と声をかけてもらっていたが、仕事で参加できなかったのだ。

あの阪神淡路大震災と同じ揺れを初めて体験。起震車内のしっかり固定された椅子に座っていたので揺れは思ったほどではなかったが、上下の振動には驚いた。あれが自宅なら絶対ひっくり返っていただろう。立ち上がるなんてとても無理。そこに物が落ちてきたら・・・短い時間だったけど、とても貴重な体験ができた。「日ごろから水や食料など防災セットをきちんと準備して、災害に備えておきましょう」というスタッフの言葉に、参加者たちもみな深く頷いていた。私もちゃんと準備しなきゃな。

思いがけずいい体験ができてとても満足な1日。でも酔いがまわる~!起震車を降りた時は感じなかったけど、その後また試飲をしたら頭がぐるぐる!水飲んでアイスクリーム食べてタクシーで帰宅。でもまだぐーるぐる。困った、まだこれから仕事するのに・・・。なんで酒のイベント会場で防災教育するのかな。ペルーってやっぱり面白い。