デング熱、ピウラ州の一部に非常事態宣言

ペルー保健省(MINSA)は24日、デング熱の予防とネッタイシマカ根絶の強化が目的の衛生非常事態(90日間)をピウラ州の一部に対し宣言する大統領令第002-2018-SAを官報にて公布した。

対象となる地域は、同州のピウラ、スジャーナ、タララ、パイタ、セチュラ、モロポン、ワンカバンバ、アヤバカの各郡。同省はデング熱、ジカ熱、チクングニヤ熱伝染の影響につき前年比2ポイント以上の削減が目標としている。同州における昨年のデング熱感染患者は4万8381人、うち死亡者は41人。

保健省ピウラ地方支局は、エルニーニョ現象による昨年の豪雨で上下水インフラが破損、ボウフラの温床となる置き水や水溜の急増を受け非常事態宣言を要請したと説明。

同州では現在、大規模な感染予防キャンペーンの実施ならびに民家32万4857戸の調査と衛生管理が必要とされている。

(ソース: Andina 24/02/18)