クリスマスツリー、出しました

2年ぶりにクリスマスツリーを出した。「真夏のツリーってどうなのよ」と思う気持ちや、「どうせすぐ片付けなきゃいけないし」という横着さ、あちこちに飛び出た枝の針金で、いつも手を負傷する厭わしさからつい面倒になるのだが、「人生は短いんだから」という旦那の言葉に素直に同調。今年は本当に色々なことがあったから、最後は明るく華やかに終わりたいしね。

うちのツリーは随分前に本帰国した方がくれた、ポーランド製の年代物だ。ただ枝が密集したペルー製のツリーに比べて枝の本数が少なく、ちょっと貧弱な感じがする。本物のモミの木なら隙間があって当然だし、実際にポーランドでは今でも生のモミの木が多く使われているというから、きっとこの形が正統なんだろう。それでもペルーのこんもりしたツリーを見慣れてしまった今となっては、ちょっと物足りない気がする。

飾り付けの前に「decoración de arboles de navidad(クリスマスツリーの装飾)」とネットで検索。スペイン語だとペルーだけでなく、ラテン各国からマイアミまで登場するから面白い。共通するのは「とにかく枝が見えなくなるほど飾り立てる」こと。幅広のリボンやレースを多用し、定番の丸型オーナメントだけでなく、サンタやスノーマンの人形なんかもいっぱい飾る。その存在感たるや、半端ない。

家の壁や棚を、絵画や置物で埋め尽くしているペルー人宅にお邪魔するたびに「この人は隙間恐怖症に違いない」と思うのだが、それはクリスマスも同じ。ツリー全体を覆い隠すほどオーナメントを飾ってしまうパターンも少なくなく、もはやモミの木である意味すらない。極寒の冬を迎えるヨーロッパでは、モミの木は永遠の生命を意味するそうだが、常春のリマは常緑樹ばかりだし、その辺はもうどうでもいいんだろうな。とにかく好きに飾ればよし。伝統や言い伝えより、楽しい方が勝ち!そういうところは嫌いじゃない。

さて今年も残り1か月ちょいとなりました。そろそろラストスパート、いきますかね。その前に大掃除も…あぁぁ。とにかく2016年の終わりを無事迎えられるよう、がんばろう!