小学館「PRECIOUS」La República del Tejido ラウラ・サキ

8月6日(土)小学館の月刊誌「Precious」の連載ページ「Life is so precious!」にペルーの美しい織物と編み物にデザインとマーケティングの力で新たなる価値を与えるが掲載されました。

Perú Modaで知り合ったイタリア系ペルー人のラウラ・サキさん。彼女は親友のクリスティさんと一緒にテキスタイル・デザイン企業Klaudを設立、ペルー伝統のデザインを活かしたテキスタイルやインテリアの提案をしています。その2人が立ち上げたプロジェクトが、「La República del Tejido(織物共和国)」。プーノ高地に暮らすインディヘナの女性たちと共に、ペルーが世界に誇るアルパカ毛を世に送り出しています。

ペルーにはたくさんのフェアトレード団体が活動しています。地方の貧しい女性たちや伝統工芸の担い手たちを支援するNGOも、それこそ星の数ほど存在します。しかし成功している団体はそう多くはありません。どんなに素材がよくても、それが世界に求められているかどうかは別だからです。ラウラさんの強みは、デザイン力とマーケティング力。当時は珍しかったアルパカの極太毛糸を生み出したのもラウラさんたちです。

今ではあらゆる太さのアルパカ毛を、あのMichellに納品するようになりました。またDedaloやMuseo Larcoを始め、国内有数のホテルやギャラリーでラウラさんたちの商品が販売されています。単なるフェアトレードや生活支援という枠で終わらない彼女たちの活動にぜひ注目を!すでにヨーロッパとの取引は始まっているので、近い将来日本でもLa República del Tejidoのタグを目にする日が来るに違いありません。