15~49歳のペルー人女性 12.2%がDVを経験

3月8日の国際女性デーを前に、国立情報統計庁(INEI)がペルーの女性に関する統計を発表した。

ペルー人女性の人口は1571万6000人。年齢別では、12歳未満が339万2000人、12歳~19歳が227万9000人、15歳~49歳が839万7000人、60歳以上は166万4000人。平均年齢は27.8歳、平均寿命は77歳(男性は72歳)。

生産活動人口(PEA)は720万9000人で、うち働く女性はこの10年間で23.2%増え694万7000人に。主な業種はサービス業(40.5%)、小売業(25.6%)、農業(22.3%)、製造業(8.6%)、運輸通信(1.9%)など。

所属企業を従業員数別に見ると、1~5人69.2%、6~10人5.5%、11~50人6.4%、51人以上の企業に勤める女性は全体のわずか18.9%。

年金加入者はこの10年で13.6ポイント増え、昨年度は26.9%(全国)に。都市部の加入率は33.8%、地方では4.2%。社会保険や民間保険など、保険加入割合は2005年度から39ポイント上昇、2015年度は75.5%に。

学歴別では、大卒以上が15.9%、専門学校などの高等教育が13.1%。また大卒以上の女性の49.7%が専門学位を取得しており、男性(36.4%)よりも13.3ポイント優勢。

25歳~49歳の女性の約半数が平均22歳で第一子を出産、合計特殊出生率は2.4(全国)、都市部で2.2、地方では3.2。また15歳~19歳ですでに子供のいる女性は11.7%、妊娠中の女性は2.9%。

15歳~49歳の女性の12.2%は、この1年間に配偶者や伴侶から物理的(11.5%)もしくは性的(2.8%)暴力を受けたことがある。物理的暴力の種類は、押し倒す・払いのける・物を投げつける(9.7%)、平手打ち(6.1%)、拳や物による殴打(5.1%)、蹴る・引きずり回す(2.7%)など。

(ソース: INEI)