道路封鎖でマチュピチュ観光客2000人以上足止め

1日、クスコ州一帯で旅客の運送に従事する複数の非正規(インフォーマル)運送事業者がクスコ市街とオリャンタイタンボを結ぶ道路を封鎖、マチュピチュ遺跡などへ向かう観光客の足にも影響が出た。

非正規運送事業者の一団は、クスコ市街-ポロイ-オリャンタイタンボ、クスコ市街-サン・サルバドル-オリャンタイタンボ、クスコ市街-ピサック-オリャンタイタンボの3ルートを、早朝からミニバンなどの営業用車両でブロック。これにより、マチュピチュ遺跡への観光列車が出るオリャンタイタンボ駅への車でのアクセスが不可能となった。

道路封鎖はマチュピチュ遺跡の観光客にも影響。クスコ地方政府文化局は、1日午後5時までに同遺跡に入場できなかった旅行者が2000人以上いたと発表、旅行代理店各社はこれらの振替に追われた。

一方非正規運送事業者は、M1ならびにM2カテゴリー(5トン未満)の旅客運送車両に対し、前述のルートにおける運行を正式に許可するようクスコ州地方議会に要求。運送業組合の代表は、アレキパ州やアプリマック州では条例で同カテゴリー車両の営業運行が認められていると指摘、今回の封鎖は仮の措置で、要求が無視された場合は再び道路封鎖におよぶとしている。

クスコ州では、警察資料に基づき事故が多いという理由から、同カテゴリー車両への運行許可付与を見送っている。

(ソース: La República 02/12/15)