2014年のリマ首都圏犯罪遭遇率33.8%

国立統計情報庁(INEI)は、リマ首都圏を始めとする2014年度の犯罪関連統計を公表した。

リマ東部の区に暮らす15歳以上の住民のうち、昨年度リマ首都圏で何らかの犯罪被害に遭遇した人の割合は37.3%。リマ南部では37.1%で、リマ北部は35.0%、リマ中心部では27.8%であった。2013年度と比較し、リマ中心部で9.3ポイント、リマ南部では6.8ポイント改善した。

また、リマ首都圏全体の同割合は33.8%、リマ州全体では34.2%、カリャオ憲法特別州は30.6%(前年比8.3ポイント減)、国内都市部では30.5%(5.4ポイント減)。

国内都市部における犯罪別の被害内訳は、現金、財布、携帯電話のひったくりや同未遂が20%、詐欺7%、車両盗難・同未遂3%、ゆすり・恐喝が3%。被害者の性別は男性が30.6%、女性が30.5%で、最も被害の多い年齢層は15歳から29歳で36.7%。

また、43.3%が国内都市部の居住地で国家警察、自治体警備員、双方による合同警らの何れかによる警備が行われていると回答。警備の実行性については、自治体警備員(36.6%)、国家警察(21.1%)、合同警ら(10.2%)の順。

(ソース: INEI 16/07/15)