マチュピチュ遺跡で全裸記念写真

世界遺産マチュピチュ遺跡で一糸まとわぬ記念写真を撮ろうとする観光客が増えつつある。「来た、見た、脱いだ」のシンプルなキャッチコピ‐の下、世界の観光名所で撮影された裸の記念写真が並ぶFacebookアルバム「Naked at Monuments」に触発されているようだ。

2月27日には、脱いだ衣服を携えマチュピチュ遺跡の監視員の追走から逃げるカップルの様子を他の観光客が撮影、映像がネット上で紹介された。クスコ自治体の職員は、これを「世界遺産のイメージを損なう行為」ととらえ眉をひそめる。

昨年11月24日には、マチュピチュ遺跡で裸の写真を撮ろうとした2名の外国人が国家警察に逮捕された。警察は「記念写真」をカメラから消去するよう命じたが、うち一枚が当局の目をかいくぐりネット上に流出、TwitterやFBを通じて拡散されてしまった。

一帯を管轄するクスコ文化局のリカルド・ルイス・カロ局長は、再発防止のためマチュピチュ遺跡公園の警備を強化していると明言した。

ヌーディストたちによる「裸の名所記念写真」はマチュピチュ遺跡だけにとどまらず、ボリビアのウユニ塩湖や中国の万里の長城、メキシコのチチェン・イッツアなどでも撮影されている。

(ソース: LaRepublica.pe)