フジモリ元大統領の恩赦却下とこれまでの経緯

6月7日、ペルー大統領オリャンタ・ウマラは、2007年9月から国家警察特殊部隊の施設(DIROES)に収監されているアルベルト・フジモリ元ペルー大統領の人道的恩赦請求を却下した。

チリ政府への身柄引渡し要請以降、フジモリ元大統領の家族による人道的恩赦請求関連の経過は次のとおり。

  • 2006年1月3日 ペルー政府、フジモリ元大統領の身柄引渡しを正式要請
  • 2007年7月11日 チリのオルランド・アルバレス最高裁判事、フジモリ元大統領の身柄引渡しを拒否
  • 2007年7月12日 フジモリ元大統領、国民新党の比例代表公認候補として日本の参院選に出馬、インターネットを通じ選挙キャンペーンを開始
  • 2007年7月29日 参院選比例区で落選
  • 2007年9月21日 チリ最高裁、ペルーへのフジモリ元大統領身柄引渡しを決定
  • 2007年9月22日 厳戒態勢の中、フジモリ元大統領をペルー国家警察の輸送機でチリのサンティアゴからペルーへ移送、首都リマの警察本部施設に身柄留置
  • 2007年12月10日 ペルー最高裁、バリオス・アルトスおよびラ・カントゥータ殺戮事件を始めとする人権侵害容疑の公判開始。元大統領、初公判にて大声で無実を主張
  • 2007年12月11日 汚職関連容疑の証拠ビデオ入手のため国家情報機関元幹部の家屋を違法登録した件に関し、禁固6年の判決を受ける
  • 2008年6月4日 元大統領、二度目の口腔内悪性腫瘍摘出手術
  • 2009年4月3日 元大統領、二日間の自己弁明において全ての起訴事実を否認する一方、2011年の大統領選挙有力候補である実子ケイコ・フジモリの応援演説を展開。160回におよんだ公判は結審
  • 2009年4月7日 ペルー最高裁特別法廷、人権侵害により元大統領に禁固25年の有罪判決を下す
  • 2009年7月20日 ペルー最高裁、ウラジミール・モンテシーノス元国家情報部顧問への弁済として1500万ドルを違法に譲渡した件で、元大統領に禁固7年半の判決を下す
  • 2009年9月30日 元大統領、買収、盗聴ならびにメディアの不正買収により禁固6年の実刑判決を受ける
  • 2010年1月3日 ペルー最高裁、弁護側の異議申立てを却下。元大統領に対する禁固25年の有罪判決確定
  • 2010年2月 元大統領、腫瘍あるいは異形成除去のため三度目の外科手術を受ける。
  • 2011年2月 元大統領、口腔内腫瘍除去による四度目の手術
  • 2011年6月5日 元大統領の娘であるケイコ・フジモリ大統領候補、決選投票で退役軍人のオリャンタ・ウマラ候補に敗れる
  • 2012年8月 元大統領、5度目の口腔内腫瘍除去手術
  • 2012年10月10日 元大統領の4人の子供たち、オリャンタ・ウマラ大統領に対し人道的恩赦を請願
  • 2012年11月13日 チリ最高裁、フジモリ元大統領の国外追放に関し、大衆メディア買収容疑による追加調査検討。これによりペルー司法当局でも新たな立件の可能性
  • 2013年6月7日 オリャンタ・ウマラ大統領、フジモリ元大統領の人道的恩赦を拒否、元大統領の禁固刑継続へ

(ソース: Peru.com)

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