母の背に学ぶ -パードレ・カトウの半生-

5月21日(火) 「地球はとっても丸い」に「母の背に学ぶ」が掲載されました。

リマ日系社会における重鎮の一人、パードレ・マヌエル・カトウ。パードレは日系ペルー人初のカトリック神父であり、日系のお年寄りが集う養護老人ホームや身寄りのない子供たちを育てるオガール(孤児院)、貧困地区の医療改善に多大な貢献を続けるポリクリニコ(病院)を運営するエンマヌエル協会を立ち上げた人物でもあります。

御年87歳ながら、年表のようにすらすらと年代が出てくるところがとにかくすごい。そしてその記憶力も完璧です。「私が初めて”個”を自覚したのは、確か3歳の時です。理由は分かりませんがなぜか自分は裸でいて、まわりのペルー人たちがそれを見て笑っていたんですね。その時に初めて自分という存在を認識したんですよ。」何かを成し遂げる人というのは、やはり幼いころから違いますね。

そんなパードレがなぜ神父の道を選んだのか。当時の歴史的背景と合わせてお読みいただけると幸いです。