親の虐待を子供がネット通報 ペルー政府が実現

子供肉体的・精神的虐待を受けた際、ペルーの児童や青少年はインターネットを通じた匿名通報が可能になるとリマのフリータ・チャパス高等検察官が本日伝えた。

このシステムは、通報した子供たちを保護し、脅しや虐待の被害者となることを防ぐ目的からペルー公共省が同省のウェブサイトを通じて実施するもの。

何らかの虐待を受けていると感じている子供は、公共省のサイトhttp://www.mpfn.gob.peから該当リンクをクリックすると通報フォームにアクセスできる。チャパス氏は、このシステムが子供を虐待する親への迅速な対抗手段になり得ると述べた。

同氏は、通報者が未成年の場合には、法的にその親を罰する権限を持つ家庭検察官により事情聴取が行われると付け加えた。

公共省の2011年度犯罪白書によると、未成年に対する性的虐待や暴行、家庭内暴力などの不当行為告発は約160件。同氏は、これらを背景にペルー全土で利用可能な通報システムが構築されたと述べた。

(ソース:RPPニュース)