【ペルー】限定記念硬貨第5弾はサンタ・カタリナ修道院

ペルー中央準備銀行(BCR)が10年計画で鋳造するコレクション用限定記念硬貨「ペルーの富と誇り」シリーズ第5弾、「サンタ・カタリナ修道院」をデザインした新1ソル硬貨が本日ペルー南部の都市アレキパで発表されました。

Monasterio de Santa Catalina (サンタ・カタリナ修道院)は、ペルー第二の都市アレキパの歴史地区(世界遺産)にある、1579年に創立された修道院。1970年まで実際に使われていました。

今回はこの修道院内部にあるPlaza Zocodover (ソコドベル広場)が硬貨のモチーフになっています。”Zoco”はアラビア語で交易や物々交換の意味。毎週日曜の早朝にはこの場所に修道女たちが集い、織物や布をはじめ手作りの品々が交換されていたそうです。広場の噴水の背景には、ドーム屋根を持つ修道院の聖堂がデザインされています。

この硬貨の発行枚数は他の記念硬貨同様1千万枚で、アレキパでは本日から、リマ市内は来週火曜日から市場に出回るとのこと。ペルー国内の文化遺産を26種類の記念硬貨で紹介していくこのシリーズ、これまでのところランバイエケ、アマゾナス、アンカシュ、プーノ、そしてアレキパと州ごとにモチーフが採用されています。次回予想も楽しみのひとつになりそうですね。