それから湖を一周して帰ろうと、タクシーを拾った。この運転手ホルヘがとてもいい人で、ハウハを案内してくれることに。←もちろん有償。当初、パカ湖しか見学するところがないのでは?と心配していた私たちにとっては、願ってもないこと。旅先でいい運転手と出会えたことは、とってもラッキーだった。
かえる公園、じゃないパカ公園を後にし、ハウハ郊外へ。ハウハはピサロが首都を置こうと思うくらいの、穏やかな町。郊外にはユーカリの木が生い茂り、緑豊かでとてものんびりした雰囲気だ。
山道をガタガタと進み、昨日ご紹介した木彫りの工房や名産トルゥーチャ(マス)の養殖場、牛乳と砂糖を煮詰めた甘いクリーム、マンハールブランコの工場などを訪れた。
またインカの遺跡もあるという。ただ円錐形の小山を登らなければならず、今回はちょっと遠慮した。あー、元気だったら絶対行きたいって思ったんだけどなー。 まだ完治ではないのだよ。
そしてこのヨガ道場へ。ハウハはスピリチュアル系な方には堪らない、宇宙のパワーが集まってくるポイントなのだそうだ。
そもそもハウハという町を知ったのは、mixiのお友達から話を聞いたからだ。彼女はハワイでマナのヒーリングサロンを経営しているすごい人。彼女がシャーリー・マクレーンが書いた「アウト・オン・ア・ リム」を紹介してくれたことで知った。
私のことをご存知の方なら分かるはずだが、私は霊とか気とかヒーリングとかなんとかパワーとかが全然わからない人間である。否定しているわけではなく、わからないのだから仕方がない。たまに「感じてみたいなぁ」って思うけど、感じれないのだからどうしようもない。私の周りに色んなモノがうじゃうじゃいても、残念ながらその場で普通にご飯を食べれてしまう人間なのだ。
でも。勧められて読んでみたその本にあった、ハウハという響きは耳に残っていた。私の場合、温泉!で残っていただけだが、やっぱりこの地名は忘れがたい。
一方、今回一緒に旅行したMちゃんは、「感じる人」である。ハウハに着いた途端、「ビビッて来る!」と言ってた。そしてこのヨガ道場である。 盛り上がらないわけがない。
このヨガ道場は、ペルーではとても有名だ。こちらのTVや新聞、雑誌にもよく取り上げられているし、私も見たことがある。ネパールやインド、そしてクスコからも、たくさんの「グル」が来るらしい。
要するに、偉い人がいっぱい来てみんなで「パワー」を貰って行く場所なのだそうだ。(すみません、私の説明だと嘘っぽいけど、そんな怪しい雰囲気ではないんですよ/汗)タクシー運転手ホルヘは、一度だけここでヨガを体験したことがあるそうで、それで中へ入れてもらえた。本来ならアポなしでは入れないらしい。
この日は晴れていたのに、この道場に入った途端、突然の雨。でも太陽は輝いていて、雲がないのに雨が降る。雨粒が日差しにキラキラと反射して、ほんと不思議。神々しい感じさえした。