クックパッド ペルー版

家庭の食卓を預かる者として、日々お世話になっているクックパッド。日本語では「日本最大の料理レシピサービス」と謳っているが、いやいや実は、世界最大のレシピ検索サイトだ。

クックパッド社は2014年に海外展開を開始、ペルーを含むスペイン語圏の運営は、スペインにあるCookpad Spain, S.L.が担っている。先日スペインから来秘された同社のT氏に会う機会を得て、ペルー版に関するお話を伺った。

最初は、そもそもペルー版自体が可能なのかどうかが疑問だった。階層社会のペルーでは、富裕層主婦は自分で料理をしない人が多い。その日の腹が膨れれば十分という下位層は、料理そのものを楽しむ余裕がない。結果的にターゲットは中間層だが、今はペルーでも若い人の料理離れが進んでいると聞く。オカアチャン世代には料理自慢が多いが、ネット技術が伴わない。日本人のように誰もが凝り性というわけでもないし、シェフがスーパースター扱いのこの国では、玄人はだしの人はすでにプロになっているだろう。

プロの料理人が公開するレシピやYoutubeへのコメントの多さを見ると、やはりペルー人は食べることが好きなんだと実感する。でもそれは相手がプロだから。素人が素人のレシピで満足する?「こんなの、全然よくないわ」と批判で終わってしまわないか?第一、他人のためにわざわざ写真を撮って、手順を説明するようなお人よしがどれほどいるのか…などなど、否定的なイメージばかりが浮かんできた。

ところがそんな心配は無用だったようだ。ペルー版利用者はリマ郊外だが貧困地区ではないエリアに暮らす、中間層~中間層下位の30~40代の女性たちが多く、すでに複数のレシピをアップしているレシピ作者さんもいるという。T氏はそうしたレシピ作者さんを訪ねたり、彼女たちを招いた意見交換会や料理イベントを行う中で各国の事情を把握し、より良いサイト作りを目指しているそうだ。もちろんペルーでの知名度はまだまだ。でも「これ、美味しかったわ!」「すっごく簡単なレシピをありがとう!」といったつくれぽコメントもちらほらあり、作者同士の輪も広がりつつあるのだという。

「“毎日の料理を楽しく”が、わが社のキーワードです」とT氏。食を通して家族が健康になり、会話が増え、人生が豊かに、楽しくなる。そのきっかけを作るのが、クックパッドの使命だそうだ。確かに、いつも同じメニューでは作るほうも食べるほうもつまらないし、飽きてしまう。毎日忙しくて、新レシピを考案するほどの余裕もない。でもネットでちゃちゃっと検索できれば本当に助かる!「今日は新しいメニューにチャレンジしたよ」「お、どれどれ、うん、美味しいね」ってなったら、みんなハッピー!

ということで、皆さまもぜひペルー版クックパッド、並びに海外版を覗いてみてくださいませ。お友達への紹介はもちろん、皆さんからのレシピ投稿も大歓迎!日本人なら、あっという間にスーパーレシピ作者さんになれますよww  語学の勉強にもなるし、レシピの書き方が不安という方もご安心を。始動して間もないこともあり、現在はクックパッドのスタッフが投稿を1つ1つチェックして、書き方のアドバイスをしているのだそう。ひえー!

あれ以来、私も時々ペルー版・海外版を覗いている。言葉は分からなくても、お国柄が見えて面白い。各国の伝統料理レシピには★マークとかあるといいなぁ。将来はぜひカロリー表示もよろしく。ペルーは野菜が少なくスイーツが多いのよね。食育にはまだまだ時間がかかりそう(苦笑)でもまずは楽しむことから♪

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