アレキパ 抗議行動で内外の観光客500人以上が足止め

アレキパの観光セクターおよび地方通商観光局は、先週から続く前大統領擁護派の激しい抗議行動が原因でアレキパに取り残された500人以上におよぶ内外の観光客を輸送するため、エアブリッジ(人道的航空輸送)の実施を要請した。

アレキパ・ホテルレストラン協会(Ahora)のテレサ・ウルビーナ会長によると、国際便に乗り遅れた観光客を始め、職場に戻れない旅客や、アレキパでの滞在費用が枯渇した旅客が何人もいるという。

アレキパ観光セクターの民間企業は、アレキパ地方通商観光局と連携の上、足止めされている観光客を首都リマまで輸送するための緊急便の手配を本省(通商観光省)宛に文書で要請し、回答を待っている。また、これらの観光客がエアブリッジに即時対応できるよう、対象者の登録作業をすでに終えたという。

ウルビーナ会長はまた、抗議行動や道路封鎖により、観光セクターが1日当たり160万ソレス以上の損失を被っていると指摘。抗議デモの開始後、来年の1・2月を含めた相当数のパッケージ旅行がキャンセルされており、COVID-19の打撃から立ち直りつつあった同セクターの状況が再び懸念されている。

(ソース: Andina 15/12/22)